『僕とシッポと神楽坂』最終話

最終回で認知症の柴犬とか出してくんのやめてほんとやめて・・・・・・。
神楽坂の再開発とか徳丸先生の健康問題とか神主さんの正体とか、小出し&思わせぶりにしてた要素に何の説明もオチもつけずにコオ先生とトキワさんの淡くて切ないラブ話で終わってしまったことなどどうでもよくなる母親と犬の介護に追われる山下容莉枝のガチ度よ・・・・・・・・・。

家族との記憶も思い出も病によってぜんぶなくしてしまったとしても、これから一日一日を大事に新しい記憶と思い出を積み重ねていけばいい、それが宝物になる。それは確かにそうだと思うし、その言葉がトキワさんを決心させたわけだけど、タロウの問題は容莉枝個人の話だけじゃないわけよ。隣家からの苦情が問題なわけよ。トキワさんの話と重ねる意図は理解するけど、母親とタロウのW介護が大変ってだけで隣家からも追い込みかけられる描写までは不要だったんじゃないかなぁ・・・わたしの気持ち的には確実に不要でした・・・。

コオ先生が「僕はずっとここにいるのでいつでも会いに来てください」と言ってたのは術後の入院期間中の話だけでなくこの先タロウのことで何かあったら、ということでもあるのでしょうが、だったらせめてコオ先生と知り合い坂の上動物病院という相談場所が出来たことで容莉枝の心が軽くなり、タロウへの接し方が変わり、それによりタロウの状態もずいぶんと落ち着きましたとかさ、希望のある事後譚があって欲しかったです。であれば事情を重ねてるトキワさんの旦那のことも、治ることはないにしても状態が少しでも良くなるかもしれないという希望になるじゃん。
ていうかわたしの気持ち的に希望が欲しかったんですよ・・・・・・。


モフモフ動物を見たいがために見始めたこのドラマですが、最大の癒しは酔っ払い田代先生でした・・・・・・。ダイキチとオギさんだけじゃさすがに足りず、今回田代先生パートがなかったらわたし気持ち的に死んでたわ・・・・・・。
でもなんだかんだで動物は偉大。(ドラマ全体を通して)動物が可愛いだけで十分満足できたのでモフモフは偉大。