『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン15話「おかえりタロウ」

ヒーロー絡みの発言はアレだけど人間性としては田舎育ちの素朴でいい子なのだろうと思ってたのに「処刑しようと思います」ってなにこの人怖い・・・。「処刑」という単語があたりまえに出るとかヤバイよこの人!!
と思ったらジロウが言ってる通りにドンドラゴクウになれちゃって、復活したタロウとともに早速のW変身キメちゃって、いやいやまだ犬が「合流」を果たしてないのに展開はえーよ!!と突っ込んだ次の瞬間「次回はジロウの闇落ちです」ってマジか・・・・・・・・・理解も気持ちも追いつかないんですけど・・・・・・。

いやまあマスターの「ジロウはお供じゃないからポイントシステムには組み込まれていない」という発言と、ジロウ曰く「内なる声」の通りのあのタイミングでドンドラゴクウになれたことからしてジロウはタロウ側(タロウ寄り)の立場であることは間違いないだろうし、タロウと同じように桃カプセルで人間界に送られたことからしてもジロウもまたドン王家の者、もしくはドン王家に連なる家の者である可能性は高いと思うので、日常的に『処刑』という言葉を使うのはまあわからんでもないとしても、タロウを戻すためなら自分は死んでも構わないというはるかの想いを知ると膝をついて「軽々しく処刑などと言って申し訳なかった」と謝ることができるし、タロウに対抗するのではなくタロウさんと一緒に戦いたいだけなのはわかるし悪い子じゃないんだよなと思った次の回でお供と同列に扱われたからって即闇落ちするのはさすがにねーわ(笑)。斜め上どころのはなしじゃねーぞ(笑)。

しかもこの話で「雉野のヒトツ鬼化」をサクっとやってアッサリ終わらせちゃうとか意味がわからん。次男の闇を引っ張りまくる30分前の番組もどうかと思うけど、こっちもこっちでどうかしてるでしょ。
でもこれ、みほちゃんが拉致られたときから育まれてきた「みほちゃんを傷つける奴は許すまじ!」という感情は今回ドンモモに斬られたことでひとまずは解消されたってことなんだろうけど、つよしのみほちゃんへの執着心は変わらないわけで、なにも解決してないんだよね。
この先またみほちゃんになにかあったら同じことを繰り返すことになるだろうとしか思えんし、それどころかこの先にみほちゃんと夏美同一人物問題とみほちゃん獣人問題が控えているわけで、一度ならず二度三度と怪人化する戦隊ヒーローなんて存在になったりしたらどうしよう。

さらにここにタロウに対するソノイの感情という枝も生やすわけですからね。
ソノイが「一度だけだぞ」と言いつつ助けたのは他でもない『ドンモモタロウ』であるわけで、さすがにこれが許されるはずがないので(バレないということもないだろう)ソノイの今後も心配になるわー。楽しみのほうがデカイけど。

しかし脳人に斬られたヒトツ鬼=人間たちはあの謎空間で眠らされていることがわかったけど、助けたタロウと共に戻ってきた雉野が速攻で激走鬼化したってことは、ヒトツ鬼のままあの空間に隔離してる・されてるってことなのか。あの立方体は所謂「牢屋」で、外部から衝撃を与えられ破壊されるとこちらの世界に戻ってきてしまうのだと。
ということは、脳人に斬られた者たちを『もとに戻す』ためには、まず立方体を破壊しこちらの世界に戻して鬼化したところを斬る、というステップを踏まねばならないってことだと思うのだけど、その手間さえ惜しまなければドンブラザーズ側に脳人と争う理由はなくない?。まあ謎空間に行くためには脳人に斬られなきゃならないわけだからドンモモが斬って戻すほうがいいに決まってるんだけど。