『軍師官兵衛』第33回「傷だらけの魂」

善助と太兵衛が酒呑みながら話してんのが引きで映った瞬間また九郎右衛門様はいないのかーって思ったらまさかまさかのべべべんって!!九郎右衛門様が琵琶を!!!。
柱に凭れて伏し目で琵琶を弾く九郎右衛門様ぶっ倒れそうになるほど素敵なんですけども!!!!!。
さらに有岡城に潜入してた時に見かけた顔を覚えてたり九州に配下の者を先行(潜行)させてたりと相変わらずの出来る男っぷり!!。
さらにさらに殿のところにスススっと寄って耳打ちし、道薫に会わせたい者を呼び込みつつ襖の陰でスッと控える一連の動作がいつもながら流れるような美しさでうっとり。
あー九郎右衛門様素敵。こんなにも有能で素敵な人を家臣にしてるってだけで官兵衛の価値が上がるわ。わたしの中では。
というわけで、「大河ドラマ 荒木村重」としては素晴らしい最終回であった。
抱き慣れない感バリバリで息子を壊れ物のように抱きつつぽろぽろ涙零す道薫いや村重にはこれまでのド腐れ所業を思い出しつつもちょっとキュン☆ってなりました。
息子が描いた父の画が上手いのはわかるものの似てなさすぎて笑ったけどw(ググったら見知ってる凄い画ばんばん出てきて、わたしにとっては『この』村重さんの息子なんでなんかこう・・・なんていうかこう・・・すごいね!こんな親父の息子なのにすごいね!!って気持ちになりました。ていうか息子も勿論すごいんだけど、見捨てたはずの息子が生き延びててすごい絵師になったとか荒木村重の人生ってやっぱりドラマ性あるよなと)。
あと死にたいと願ってる時は死ねず(死なせてもらえず)「もう一度生きてみる」と言ったら翌年死んじゃったとか村重さんらしすぎてw。
あとあと公衆の面前で斗真を詰るハゲ哲司な!。化け物演説に茶々への「それを言うならなんでお前は親を殺した相手に囲われてんの?」と合わせてこれ最高すぎた。
別れ際官兵衛殿と呼んだのを「いや・・・官兵衛!」って呼び直した瞬間、昔のあの生気にあふれた好い漢だった村重に戻ったようでグッと来たわー。
わたしがここまで脱落せずに見続けられているのは哲司村重が魅力的だったからです。大河という大きな舞台で役としても演技としても素晴らしい哲司を見ることができてとても幸せでした。