ストーリー的にはどうでもいいことなんだろうけど、わたしにはどうしても「八月のボレロ」が面白そうな作品だとは思えないのでそんなに必死で映画化しようとせずとも社長が映像権を押さえられるか確認しろと山のように積んでた本の中からスポンサーを見つけやすい作品を映画にしたほうがいいのではないか?としか思えなくてですね。副社長が何百社って言ったっけ?なんかものすごい数の会社に話を持ちかけたけど乗ってくれたのは今回の馬鹿社長の会社1社だけだった、それが現実だと社長である兄貴に力説してたけど、いやお前らちょっと待てと。そら景気の問題はあると思うよ?このご時世映画に金を投資できる会社(人間)は減ってるんだと思うよ?。でもそれだけではないってか、そんだけの会社をあたってもどこも金出してくれないのは春野ゆきの脚本に魅力がないからだとは思わないのか馬鹿兄弟!!としか思えないんだけど(笑)。
しかも最初は“会社の身売りの代償”と言ったら言い方悪いけど、会社を売られたくなければ結婚しろってな話だったはずなのに、今じゃ“八月のボレロのために”結婚するってな話になってんじゃん。もちろんそこに玲子さんが当初思ってたよりも素敵な女性であることが関係してはいるんだろうけど(だよな?そうじゃなかったら酷い話すぎる)、趣味とか好みとか自分の時間とか、守にとって人生そのものを犠牲にするほどの価値が八月のボレロにあるとは思えないからなにこのバカな話としか思えません。確か八月のボレロって話はダメだけど台詞には光るものがあるってな感じじゃなかったでしたっけ?。だったらなにも八月のボレロに拘らずとも春野ゆきと星野兄弟三人でイチからその台詞センスを活かしつつスポンサーを募れるような作品を作ればいいんじゃねーの?。
つーか仕事で行った先で一泊したからといってその仕事、それも自分が足を棒にして何百社と回った末にようやく捕まえたスポンサーとの対面という重要な仕事の結果よりもまず兄貴とゆきちゃんの関係が進展したんじゃないか!?と、そっちを気にする弟がアホすぎて。おめーの頭ん中それしかねーのかよと。だからこそヤマータノオローチなんですけども(笑)。
ていうかそれよりなによりドラマの中とはいえ『主演・山下智久』に誰もスポンサーとしての価値を見出してくれないというこの事実が・・・・・・超切ない・・・・・・・・・。