『視覚探偵 日暮旅人』

これなんでかSPを見なかったんだけど、連ドラ化するにあたりうえだくんがレギュラー出演者として加わるってんで録画予約を入れました。
演出が堤さんなんでノリ的に初心者(SP未見者)置いてけぼりだったらツライなと思ってたんだけど、コメディよりはシリアス寄りだからそんなにネタ的な演出は多くないみたいだし、それぞれの性格とか関係性とか見てれば最低限のことは把握できる初回でホッとしました。
まぁシシド・カフカ演じる女刑事の立ち位置ってかなんでこの人がこんなキャラなのか(なぜこんなキャラ設定にしたのか)わからないし、旅人がなぜていちゃん?という子供を預かっているのかわからないから旅人があそこまでして救おうとしたこと、思わず流してしまった涙、そこいらへんの心情であり意味が理解できなかったし、なにより旅人がなんでこんな能力を持ってるのか(まだその説明されてないのかな?)、人の感情が見えるだっけ?なんか一応の説明はあったけど植物の感情まで見えてるみたいだし、ていうか目を使いすぎると失明するからそれまでの時間をできるだけ伸ばすために目薬刺してるのかと思いきや目の能力を強める?ための目薬みたいでなんだそれってな感じだし、肝心の「旅人の目の力」についてはわかるようなわからないようなってな感じではありますが、多部ちゃん演じるヒロインの初恋の人である「たーくん」が旅人であることは(視聴者には)明白なのにそれを旅人が隠そうとしている理由含め見てれば分かるだろうってことでとりあえず継続視聴します。
ていうか例え面白くなくてもとりあえず見続けられる。そのくらいこのとーりはカッコいい。
ビジュアルがいいだけでなく(青い目もまぁ許容範囲)役もいいじゃん。とーりって陽性か陰性かっつったら確実に陰性だと思うのだけど、それが作品のなかで役にいい感じで反映させることがあんまりなくって(その点殿とMOZUの悪役は最高だった)もどかしさを感じたりしていたわけですが、今のとここれはとーりの持つその陰の部分がわかりやすく表に出てて悪くないってな印象だし。
あとやっぱ濱田岳が上手い。旅人のとらえどころのないところとか放っておけないところとかそういうのひっくるめてナイーブさと表現するけど、そういうものが濱田岳を通じて伝わってくる。人脈豊富そうだしあそこで実演販売やれるだけの機転とスキルがある濱田岳(って役名なんだ?ぜんぜん記憶にないわ)がなぜ旅人を「兄貴」と呼び一緒に探偵やってるのか気になるし。ってそこいらへんはSPでやりましたかね?。
でもここにうえだくんの亀吉が加わるのかぁ・・・・・・。
旅人は視覚という武器があり、濱田岳はそれをフォローする腕があり、ていちゃんはしっかり者ときてじゃあ亀吉になんか探偵として使えるべきモノはあるのか?っつったらなにもなさそうで、あるとしたら体力ぐらいなんだけどなにさせるつもりなんだろう(あ、料理は超上手いとかどうだろう?田舎から東京出てきて女に養ってもらってたから家事はひと通り完璧にこなせますとか!)。空回りして余計な手間を増やすドジっ子要員としか思えないんだけど、このドラマの雰囲気に合ってなさそうな気がしてちょっと心配だわ。お弁当握ったまま逃げ続ける(ていちゃんが「お弁当返して」って何度も言ってるのに)とかあまりにもバカすぎる演出をぜんぶうえだくんが背負わされるんじゃないかと。
ていうか1話で一番印象に残ったのって組長・・・じゃなくて社長だったんだけど、わたしこれパッと見「たくみ?」と思って、いやでもこんなに身長低くないよな?あれー?この袴田みたいなひと誰だっけ・・・見覚えあるんだけど・・・・・・と見てる間中ずーっと思ってて、クレジットでれんれんだとわかってひっくりかえりました・・・・・・。れんれんのことがわからなかったとか許されない・・・自分で自分が許せない・・・・・・。
でっでもそれだけれんれんのこの組長改め社長の役作りが見事だってことだよね!役になりきってたってことだよね!(ひっしw)。
いやでもほんとこのキャラ好きだし、ヤクザとは思えない格好させられてる組員を探せ!的なネタに出来ると思うんで、組長じゃなくて社長をレギュラー化してくれないかなー。