読みましたというだけの記録


五十嵐 貴久『ダッシュ!』

ダッシュ!

ダッシュ!

夏らしい、ほんのり青臭くて可愛い物語でしたが、よく知ってる地名ばかりが登場するので異様な臨場感(笑)。
即映像化しそうだなと思いながら読んでいたのですが、クライマックスにあたる後半のくだりはちょっと批判が出るかもなー。



西澤 保彦『動機、そして沈黙』

動機、そして沈黙

動機、そして沈黙

装丁と各話のタイトルページのデザインがとても素敵です。
それにしても西澤さんはほんっとにタイツ(でのレズプレイ)が好きだなぁ。その入魂っぷりには頭が下がりますが、終ってみるとそれしか残らないのがなんとも・・・(笑)。



恩田 陸『訪問者』

訪問者

訪問者

気前よく放り投げられた結末はいつものことなので今更何も言うことはありませんが、舞台装置と人物設定はとてもそそられるものがあるので(雰囲気作りは本当に上手いと思う)、それを変えずにあえて作家名は挙げませんが情念を描くのが得意の作家さんが書いたらものゾクゾクする作品が生まれそうだなぁ・・・とか思ってしまいました。