『工藤新一への挑戦状〜さよならまでの序章』

「高校生が悪者にお薬のまされて小学生になった話でしょ?」これが俺のコナンに対する認識度でございます。つまり原作まったくシラネ、思いいれナッシン。そんなコナン素人のたわ言です。しかも長い!そんなわけで、興味のある人のみクリックしてください。いや、まじで長いよ。(昨日書き終わった後、必死でupしようとしたのにいっくらやってもダメだった・・・トラブルだから仕方ないとは言え、疲れたよママン・・・)




いやー、なんともツッコミ甲斐のあるドラマでございました。だがしかし。とにかくこれだけは声を大にして言わせてください。

小栗旬バンザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!

オグシュンさんをキャスティングしてくれた日テレの偉い人ありがとう、ほんとありがとう。もう出ずっぱり。オグリッシュ最初から最後まで出ずっぱり。どこを切っても小栗旬。ムホムホですよ。高校生には見えneeeee!加減も思ったほどの違和感もなく、ていうかむしろ有名な高校生探偵らしい、神々しいほどのオーラを撒き散らしてらっしゃいました。鋭い目つきと優しげな目つきのギャップがたまんね。やっぱオグシュンさんの目力はスゲー。そしてあのスタイルの良さ。ブレザーの制服(それも上下紺。最近のドラマってベージュとかグリーン主体のことが多いから新鮮だった)をあそこまでスラリと着こなせる若手俳優がいるだろうか、いやいない!(即断言)むしろそのスタイルの良さ+背の高さゆえかえって一人浮いてた気がしなくもないような・・・(老けてたから浮いてたってのは断じて認めませんよ)原作知りませんからね、なんとでも言ってやる。アリ、アリったらアリ!開始からしばらくの間、延々と「オグシュン」「ビズ良い!」「オグシュン」「カコイイ」コールしてましたからね(前日のウタワラ特番で嵐のアジアツアーに参戦した艶子姐さんが連呼してた「松潤」「顔濃い」「松潤」「顔濃い」のリズムで)。ちゃんと見ろよってな話ですけどテンソン上がりすぎちゃったんだもん。いやー、まじで幸せなひとときでございました。以下、思い出せるだけのモヘポインツ。
・新一さまのモノローグ、つまりお声がやはりイイ!
・リフティングハァ〜〜〜〜〜〜ン★
・犯人が持ってた新一さまのお写真(売ってくれ)
・「おもしれーじゃねーか(ニヤリ)」
・目をつぶって考える新一さま
・階段に寄りかかって鋭い視線であたりを見回す新一さま
・ポケットに手をいれて歩く新一さま
・「俺にはナシかよ・・・」
・「俺以外の誰が来ても絶対開けるな!」
・「たまには俺を信じろよ」
・蘭の目線に合わせて腰を屈める新一さま
・突如降り出した雨に濡れる新一さま
・殴られて唇の端から血が出た新一さま
・「思った通りだ」←この時の目つき
・「おっちゃん」
・相当凄い私服のセンス・・・でもそれでもそれなりに着こなす新一さま
西村和彦の船乗りコス
実のところ一番モヘたのは最後のやつだったり・・・。きゃー。
セリフが多いのは、アニメ化した獣王星の時も思ったけどオグリッシュの声はほんっっっっとにいいわよねということで。アップになるとお肌の荒れが目立つなぁ・・・ってのはありましたが、オグシュンさん鑑賞ドラマとしては永久保存レベルでございました。大満足です。
で、内容ですけども、これってどの層をターゲットとして作られたものなんだろう・・・?オグシュンさんオタが一つのターゲットとして設定されてたのはわかる。これに関しては前述の通り合格点だと思うんだけど、それを差し引いたら、あまりの(脚本の)稚拙さに腹立ち通り越して笑うしかないみたいなレベルでしたよ。子供向けだとしたら、子供舐めすぎ、大人が見るには・・・・・・・・・・・・素では無理だろ。とりあえず水川あさみ(役名覚える気にもなんねー)が「彼女はどうやって外に出たの?(セリフ曖昧)」て言った瞬間、多分ほとんどの視聴者がこいつが犯人!て気付いただろ。でもまさかこんな早い時間にこんな単純なキッカケで犯人がわかっちゃうはずがない、水川が犯人だと見せかけて更にもう一捻りあるはずだ!と思って張り切ってみてたのに、結局そのまんま水川が犯人でポカーンですよ。おまけに二つの事件の真相語られてポカーン2倍ですよ。
まず園子の事件。そもそも園子が船酔いしたのは思いっきりの偶然ですよね。園子が船酔いしやすい体質だとかそういう伏線はなかったし。まぁ船なんて酔いやすい乗り物ではあるし、犯人は生徒の誰かを誘拐できればよくて、それがたまたま園子であったというだけのこと・・・と百歩譲って好意的に受け止めるとする。でもあの休憩室に運ばれるとは限らないわけで、どっかのベンチに座ってれば大丈夫だからとか、即ゲーしてスッキリ!とかそういうこともありえるわけで、そうなった場合果たして別オプションがあったのだろうか。そもそも誰も具合が悪くならなかったらどうするつもりだったのだろうか。まぁ薬物入りドリンクを飲ませるとかして体調崩させるぐらいどうとでもできるんだけど、とこれまた二百歩譲って受け止めるとする。で、一番ハァ?て思ったのが、園子が休憩室で一人きりにならなければあの事件は起こせなかったということでして、新一は園子以外の生徒が誘拐されるかもしれないわけだから園子に付き添わないことは想定できるけど、普通なら親友である蘭は具合悪い友達の側に付いてるもんじゃないか?新一に対して理不尽な恨みを抱いてる犯人ですから、あの三人の性格を調べ抜いての計画だったと言えなくもない・・・とは思うけど、あのうっとおしい恋愛まっしぐら女(蘭)が新一とイチャつきたいからって友達をほっぽらかしにしなけれそもそも園子は誘拐されなかったわけですよ。いくらなんでも計画に穴がありすぎだろ。ていうかそもそも女一人でそう簡単にグタっとしてる人間を運んだりできないと思うんだけど。
次に蘭の事件。停電は時限装置ということでまぁ納得。蘭の性格からして親友・園子を救うために(新一ならばきっと居場所を探しだしてくれると信じて)新一に鍵が入った指示書の話をしないであろうことも、まぁ予測可能として許容範囲(園子を救うために、とすると1番目の誘拐事件はやっぱり被害者は園子でないとダメだということになるけど)。前もって蘭に大広間の鍵を渡したということは、犯人は予告時間あの部屋に生徒全員を集めることを予測してたことになるわけで、警察としては一箇所に全員を集めて警備するのが最善策と考えて当然だし、あのホテルにあれだけの人数が集まれる部屋があそこだけだったとしたらそれもまぁ予測可能だなと思うんだけど、誰も周りの様子がわからないほど真っ暗闇の中、蘭がちゃっちゃとドアにたどり着いて、ちゃっちゃと鍵を開けて、うようよいるであろう警官に気付かれることなく外に出ることができたのか、それはさすがに納得できねぇ。つーか警察バカだろ。なんで大広間のドアの中(内側)にも警官立たせて置かないの?停電なんていかにもなシチュエーションに何パニックになってんの?そんでもって一番バカなのが新一で、蘭が手を握ってきたとき鍵の感触に気付かなかったのかよ!?ですよ。そんでもって密室ネタで合鍵使うなんてゆるせーん!!!

それから、船長はなぜ、どうやって死んだのですか?ダイイングメッセージを残すぐらいだから自殺に見せかけて殺されたのだろうけど、またもや思う、女一人じゃ無理だろうと。船長は弱みでも握られてましたか?それこそ船長は水川の色仕掛けで誑かされた共犯で、デレデレしてる隙をつかれて始末されたってんならありえそうな気がするんだけど。それでもダイイングメッセージはほほーうと思えなくもなかったけど、“P”が一個足りないとか言われた瞬間ものっそい深いため息が出ちゃいましたよ。なんだよもう。いかにも怪しげな担任の目つきは何だったんだ?高校生探偵としてちやほやされてる新一を妬んでたとか?「心配だったんで来ちゃいました」なんつってわざわざホテルまで来たくせに、肝心の時間に「大事な電話」をしに行った西村船乗りは何だったんだ?その電話の内容はなんだったんだ?あの瞬間にしなければならないようなものだったのか?怪しげな登場人物を出すのはこの手のドラマじゃ定番ですけど、ちゃんと“妖しげな行動”にオチをつけろってんだよー。
安易に犯人にピストル持たせちゃうのはもういいや。衝撃で爆発するタイプのものかどうか確かめもせず(確かめてたらゴメンよ、新一さま)爆弾をサッカーボールでぶっ飛ばすのも面白かったからもういいや・・・。てっきりあの爆弾固定されてんのかと思ったけどね。動かせるんなら窓割って外に(近くに川流れてたし)ぶん投げればよかっただけじゃね?なんて言っても虚しいだけだしね。そもそも薬で高校生が小学生になっちゃうお話ですから、一生懸命突っ込むほうがバカってなもんですよ。
新一さますごいコーディネイトだなオイと思ったら、あれってちゃんとアニメとリンクしてたんですね。ちょっと感心したけどさ、力入れるとこはそこじゃなくね?って気がするのは気のせいですか。最後アニメかよ!!てびっくらこきました。斬新だわ。
あの後新一さまは眼鏡ちびっ子になっちゃうわけですよね。えーっと続編は・・・・・・・・・ないですよね。

かなり楽しみにしてたのに、W西村が直接の絡まなくてかなり残念でした。ていうか目暮警部?あのへんてこキャラはありなのか?


おっしゃ、これでようやく公式HPのお写真が思う存分見られるぞー。