『ミラー・ツインズ』第7話

克典が勇吾と圭吾の「本当の父親」だったから何だって言うんだ?。石黒賢が娘の手術費用目的でヤクザ使って身代金目的の誘拐を行った「犯人」であることは間違いないだろ?。その石黒賢に「誰も信じるな」と言われた渡辺大から克典が父親であることが明らかになるという流れだったけど、誘拐された子供の父親であることを隠して(黙って)捜査に加わっていたことはそりゃ裏切りみたいなもんだろうし、信用ならねえ!と思うだろうけど、警察内部の裏切り者は久能捜査一課長でキマリでしょ?。克典が勇吾に協力しながら圭吾の警察の父親ポジションやってたことは視聴者的にはもうわかってることで、その理由が父親だったからだと明かされても「そうなんだね」としか思わん。

あーでもなんでそれを死ぬタイミングで圭吾に話すんだカーチャン!?ってのはある。久能との会話を録音してるのも「子供を誘拐された母親」の行動としては不自然だし、それらを指示したのが克典なんだとしたら「なぜそんなことをさせたのか」という話にはなる・・・か。

母親の容体が「今夜がやまだ」ってんで勇吾と圭吾と里美の間でなんかちょっといい感じの話になってたけど、その前に父親が事故死してるわけで、そういや父親って(作劇的に)死ぬ必要あったんかな・・・?とその直前に思ったんだけど、誘拐された息子が生きていて犯罪者になってたからって動揺して死ぬか?という引っかかりは(それを見たときは「そういうドラマなのだろう」で流したけど)やっぱりその背後に「何か」があったからで、とすればそれは『自分が双子の父親ではない』という事実を知ったことなのではないか?。そしてそれを葛城栄一に告げたのは克典である・・・と。

となるとそこにあるのは克典の悪意なのか?となるけど、克典がどんなつもりであるにせよ繰り返すけどそれ誘拐事件とは関係ないよね?と。誘拐事件後、いつの時点で克典が勇吾(と里美)に接触したのか、それからの勇吾にどんな関わり合い方をしてきたのかは次回明らかになるとして、克典を『警察内部の裏切り者』とするのはちょっとズレてる気がする。

というのもひとり蚊帳の外というか、主要人物のなかで誘拐事件に直接の関わり合いをもたない渡辺大の扱いが気の毒すぎるもんで、裏切り者解明のターンになったらちょっとは活躍できればいいなーと思っているからなんですが。