初回は母親が騙されていることとそれによる貧困という問題であったから、騙している悪党の化けの皮を腕力で剥がして母親の目を覚まさせ、金にモノを言わせて住んでるアパートごと買い取り転居先を用意するという加賀美ならではの解決法が嵌ったしスカッと感もあったけど、いじめは担任教師の暴力と財力で「解決」できるようなものではないのでどうすんだろうな・・・と思っていたわけなんですが、被害者生徒の意識を変えるという落としどころにしたのは良かったと思う。加賀美だけでなく一花と西谷の想いも意識を変える後押しとなったところも。
でも加賀美グループCEOという主人公なんだからもっとぶっ飛んだ「解決」をキメてほしかった感はすごくある。
ビルをぶっ壊そうとするのはまあ“普通”じゃないけど、ビルをちょっと揺らした程度でありがち説教するなら学園ドラマとしてそれこそ“普通”だもん。
いじめの主犯グループは校長の娘を含め停学という処分が与えられたけど、アプリでひめ香へのいじめに乗っかってた他の生徒たちには触れられないし、ひめ香からいじめのことを聞いて学校に怒鳴り込んでた両親の気づいてやれなかった責任についても描かれないし、「いじめは犯罪だからその証拠を揃えて警察に突き出す」ときっぱり言うもんだから期待しちゃったけど結局ヌルっとした終わり方になってしまって残念。
自分の娘だろうが容赦なくゼロ組に入れてるし、加賀美のことも知ってるみたいだし、校長がどんな人物でどんな思惑を抱いているのか全くわからなくなったんだけど、加賀美との関係性は加賀美の元担任あたりかな。加賀美ってアメリカ育ちとかそんな設定はないよね？。
