『笑うマトリョーシカ』第3話

初回の感想で「死」の扱いが気になると書いたけど、主人公は父親が殺されたんじゃないかと疑ってるわけだよね?。そしてその理由はBG株事件を調べていたからだと考えてると。
さらに自宅が荒らされ父親の事件資料だけが持ち去られてるというその状況で、息子を一人にするどころか話を聞くことに夢中になって息子の存在を忘れてる主人公は危機感なさすぎじゃない?。
父親だけでなく武智も殺され、さらに鈴木の事故も意図的なものであるとまで考えているというのに、自分の家族が危険な目に遭うかもしれないなどとは全く考えてないっぽいことが違和感なんだけど。
離婚して子供と離されることになった理由が理由だけに危険性について元夫に話すことが(心理的に)できないのかもしれないけど、ロッキーが逃げた理由についての話の流れで「気をつけてほしい」ぐらい言ってもいいと思うんだけどね。

母親としての自覚よりも記者としての性が勝ってしまう、それは父親から受け継いだ「血」なんだという主人公であることは理解してるし、そういう意味では欠落してる人間であるからこそ清家が目を付けたんだろうなとも思うんだけど、演出なのかなー?開始早々に渡辺いっけいをあんな殺し方したというのにどうも危機感が足りないと思うんだよな。もっとサスペンス感を煽ってもいいのではないかと。

それで言うと初回はあれだけ“やり手秘書”感を出してた鈴木俊哉なのに、3話では(主人公目線では)ハヌッセン候補からほぼほぼ完全に外されてるのはわざとなのかな?。(脚本上)一旦候補から外しておいて、後半で再浮上したりしないかな。
なにが言いたいかというと玉鉄不足。
対してかっこいいバーション丸山智己コスパ最高。