サブタイトルがサブタイトルなんで、ハラハラドキドキしっぱなしであった。ハムちゃんも成川も言葉選ばずに言うけど愚かすぎてイライラもしたけど(特にハムちゃんな・・・)、でもとにかく二人とも死なないで!と、伊吹と桔梗さんと九重のために頼むから死んでくれるな!!と、わたしにしては珍しく素直に願わずにはいられなかった。
その一方で今回やたらと九重が美人に見えるもんで、警察がなにやら総力を挙げて一斉ガサ入れすっぞ!と盛り上がってるけどこれ桔梗さんちに盗聴器仕掛けられたことに対するガサ入れなんですか?エトリなる男の実在について半信半疑だった組対がハムちゃんの再聴取によりその存在を信じたことで、桔梗さんちへの住居侵入を取っ掛かりにしてエトリに繋がるなにかを見つけようとしてのものだってことはわかるんだけど、ハムちゃんのことと成川のことがある四機捜はいいんだけどここまで大がかりなガサ入れするには容疑が軽すぎない?とか頭の半分ぐらいで思いながらも、え?もしかしてこれフラグ??陣馬さんと一緒に「顔面配備」する九重がカワイイのはもしかしてフラグなんですか???と結構本気でビクビクしたし、エトリの仕置きとしてハムちゃんが泣くほど怯える“暗くて寒くて狭いところに連れて行かれる”“沈められる”で現代東京が舞台でありながら「井戸」だと思いつき、現代東京だからこそ井戸の個数がそんなになかったということにせよ当該井戸を短時間で見つけ出すとかどんだけ冴えてんだよ!ともツッコミつつも、成川を九重が助けられたー!けど九重が死んじゃった・・・ってことになるんじゃないかとギリギリのところまでその心配が消えることはなかったです。野木脚本に対するトラウマたるや・・・。
まあ、ハムちゃんも成川も助けることができて、今度は「間に合った」と安堵した直後に肝心のエトリを爆殺されてしまったわけで、間に合ったけど間に合わなかったってなあたりは、そしてまさか「或る一人」がエトリのことだったとはやはり野木脚本恐るべし・・・と思わざるを得ないわけですが。
でもここまで恐怖心を煽りに煽ってきた「エトリ」が水橋研二だった時点で「あれ?」という気はしたわけで、これエトリは傀儡でそれを裏から操ってたのは菅田っち久住・・・なんてことになるのかなぁ?。
今回護送された「エトリ」は替え玉で、本物の「エトリ」は安全なところにいて、「エトリは死んだ」と警察に思わせるために替え玉を殺せと指示された久住がドローン使って派手に護送車両ごと爆破した(そこまでやるとはエトリも思ってなかった)ってなほうが好みかなー。本物のエトリは「うわお前か!!」という誰もが驚く&納得できるような大物俳優で(となると生瀬さんしかいないんだけど)。
もしくはエトリはエトリで本当に裏社会の大物だったけど、そろそろその時代は終わると久住は見ていて、そのための準備を着々としていて(邪魔なナウチューバーを瞬時につぶせるのもその一環)、いざ「その時」が来たらエトリを潰すべく機会を伺ってて、「その時」が今回だったってんでもいいけど、でも久住がラスボスってのはちょっと安易かなーと。
まあなんにせよ、桔梗さんとハムちゃんの「戦い」も、九重と成川の「出会い(スイッチ)」も、「相棒」に対する志摩の想いも「助けられなかった」伊吹が「今度は助けられた」ことも、まさに「連続ドラマ」としてひとつひとつ積み重ねてきたものが9話でひとつの昇華を迎えたことで、いよいよクライマックスとなるわけか。楽しみ半分終わりが見えてきた寂しさ半分。