『妖怪シェアハウス』第4話

今年妖怪モノをやるならアマビエを出したい、いや出さねばならないのは解るけど、あの言い伝えしかないアマビエで1話を作るのはさすがに難しかったかー。妖怪パーティで尺取りすぎw。つーかメイン回を務めた前回よりも今回のほうがはるかに目立つ酒呑童子ってどういうことw。

初回と2話は澪自身が、3話は澪の親友が被害者ポジションでそれぞれクソ男を懲らしめるという話だったんで、このフォーマットで続くにしても澪の関係者だけで続けるのはさすがに無理があるんじゃないか?と思いつつ、それが「澪の貧乏神化」によるもの(不幸な者が澪に引き寄せられる)ってことなのかな?とも思ってたんだけど、フォーマットの有無とは関係なく4話で『妖怪よりも人間のほうが恐ろしい』『どれだけ時が経とうが人間の性根は変わらない』という所謂『真理』に到達しちゃったのは構成的にどうなんだ?。脚本も演出もこれまでで一番粗かったし、アマビエ回ってことでなんとなく“特別回”のような感じがしたけど。

しかし同僚の先輩2人の態度が豹変する描写、身近な「悪意」をわかりやすく描くにしてもさすがに性格悪すぎません?。酒呑童子に目を付けてた眼鏡の先輩は「私が狙ってる男だと知ってて私が知らん間にパーティでイェーイ!するような仲になってた」ってのは悪意を向けたくなる気持ちとしてわからなくはないけども、あとまあ澪も基本主体性がなくへらへらオドオドしてるからキツくあたりたくなるのもわからなくはないってか、先輩2人とも結局こんな場末の編プロで働いてるぐらいだし幸せじゃないんだろうな・・・ってところはあるけども、さすがにこんな職場辞めなよと言いたくなったわ。というか、ドラマが終わるまでに先輩2人にも何らかのフォローがあってほしい。


藁人形を使っての神主への尋問というか拷問がドラマの中における「コロナ対策」として今まで見た中で最も自然かつ秀逸であったことを書き残しておきます(笑)。座敷わらしちゃんマジ鬼(笑)。