『MIU404』最終話

警察に襲われたことを証言させるつもりのやつらがドーナツEPでラリってて血まみれの自分のことなど誰も見ていない(証言などできない)と解った瞬間の久住の顔、表情がストンと消えて「無」になった顔がすごすぎて、そのあと伊吹に「殺してやんねー生きて苦しめ」と言われ志摩に止血されてるときの顔も、「俺は、お前たちの物語にはならない」という顔も、拘置所?での顔も、菅田将暉の「顔」の芝居がすごすぎて、他がぜんぶ霞んでしまった。良くないと思ったところもぜんぶ。
前回の感想で久住を逮捕できたとしてもわたしはそこになんのドラマ(物語)も見て取ることができないんじゃないかと思うと、そして久住がなぜ人間の形をした人間じゃない存在になったのかには興味がないと書いたけど、「お前たちの物語にはならない」の一言でわたしが思わされたことすらも野木さんの策略であったのかと恐ろしくなった。
もはや菅田将暉の記憶しか残んないよこんなの。


なので「中学生には見えない人」というイメージしかなかった岡田健史くんの魅力を知ることができたことと、ようやっとわたしのなかで綾野剛が許されたことを書き残しておきます(ハゲタカの呪いが解けた)。