『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』

よくも(2割)わるくも(8割)フジのドラマだなーという印象ですが、これがひっくり返ることはない・・・だろうな。
よくもってのはぱっと見(第一印象)は変人・変態だけど実はすこぶる有能なキレ者によって周囲の人間・環境が変わっていくというテンプレにバシっと嵌っているのでこのまんま作れば大きく崩れることはないだろうということで、わるくものほうは散々っぱらやり尽くした過去のテンプレから一ミリも外れそうにない=なんの新鮮味も面白味もないですよね、ということです。本田翼は可愛いが演技アレだし広瀬アリスもばっさーに比べりゃマシだけど視聴者目線としてはキャラが微妙だし、あまりにも特徴がなさすぎて退院したイッセー尾形が見た先にいた夏ミカンこと森矢カンナがめちゃめちゃスタイリッシュ可愛いかったしか記憶に残らん。

縦に長い通路を中心とするラジエーションハウスのセットは面白いし、そこで目を引くカメラワークもあったりしたし、放射線技師のメンツも好きな人しかいないのに、話がつまらんうえに初回延長分を明らかに持て余してる感じで、せっかくの演技巧者たちがもったいない・・・
って、ちょっと前も同じようなことを感じたような・・・・・・ってあれだ、竹内結子のスキャンダル弁護士だ。


エンケンさん以下技師たちが何の説明もないまま五十嵐のやってることを見て取り造影剤投与までの時間稼ぎという“協力”をしてくれたってのは五十嵐の「凄さ」を言われずとも理解できるだけの能力があるってことだろうし、つーか普段からみんなでぞろぞろ一緒に行動してるしw、ラジエーションハウスのなかの人間関係というよりも、病院におけるラジエーションハウスの立ち位置というか、医者に対する技師たちの不満や鬱屈を含め医師VS技師ってな話になるのかなーと、初回を見る限りはそんな感じではありますが、主人公の五十嵐は実は医師免許を持ってるどころかその道の権威から手元においておきたいと言われ世界中から読影依頼が来るほどの存在であるわけで、それなのになぜ技師「なんか」やってるかっつったら初恋相手=杏ちゃんとの約束が理由(それだけのこと)だとか、それが今後どんな展開を引き起こすのか、初回ではこの主人公を窪田くんがやる必要性を特には感じなかったけど(おまけにビジュアルもよくないし)、今後それがわかることを期待して、なんとか最後まで見続けたい・・・です。