タイトルの「となりの」がまさかそのまんま「隣の部屋に住んでる」という意味だとは。
見聞きした患者の様子から「異変」に気づき書物から得た知識を駆使して病名にあたりをつけつつ病態を伝えるところから浜辺ちゃんの「ドクターホワイト」を、下手な医者より診断力・観察力はあるのに医師免許がなくて云々から窪田くんの「ラジエーションハウス」を、引っ越し先の隣の部屋が憧れの俺様医師だった!は上白石さん&たけさんの「恋はつづくよどこまでも」が思い出されますが、4人揃って梶原善さんの病室でなんやかんやしてるのはお仕事ドラマとしてどうかとは思うけど水野美紀をボスとするナースエイド組それぞれの性格とか距離感ひっくるめての雰囲気でありテンポ感は悪くない。
特に女性の先輩の性格嫌いじゃないわーwと思ってみてたんだけど、演じてるのは見たことがない人だけど誰だろう(ほかにどんな作品に出てた人だろう)と思ったら芸人さんなのか・・・。
通りかかったロビーで患者の訴えを聞きその場で医者に早急に診察したほうがいいと言うぐらいなら(ドラマのなかでは越権行為でもストーリー的には)いいけど、無消毒どころかノーマスクでオペ室に乱入してギャーギャー意見を述べるのは「医療ドラマ」としてそれこそ「やりすぎ」なんで、天才俺様医師に早くも「おもしれー女」の芽を植えたことだし、こういう描写は初回限りにしてほしい。
ナースよりもさらに患者に寄り添う、物理的に最も「近い」立場だからこそ小さな異変に気づけることそれ自体にスポットをあてて欲しいというか、気づいたことを伝える方法が猪突猛進スタイルだと過程がどうあれ「またか」となっちゃうんで。
初回からマジモードで「私は人殺しです」と主人公に言わせたことだし、初回冒頭とラストで流れた「過去」シーンはどんな状況でのものなのか、天才外科医が驚くほどの知識と判断力がありながらも主人公が「新人ナースエイド」なのはなぜなのか、縦軸はそこそこシリアスっぽいけど、でもオペ室で血が顔面に掛かって失神する描写は完全にコメディのそれだったんで気軽に見られそうかな。
それにしても高杉くんがこの手の役をやるようになったのかと、ちょっとクラっとなったよね・・・。
ヒロインの相手役という意味ではなく“天才と呼ばれるアメリカ帰りの俺様スター医師”のほう。