『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』第9話

五十嵐が「技師だけと医師でもある」ということを天春杏が知ってしまい、さらに天春先生がエスカレーターからかなりの高さを落下してしまった(そこに駆けつけるのが五十嵐唯織)ことでドラマが大きく動く回になるのかと思ったら、ものすごくどうでもいい話(回)だった・・・。落下したことで頭を打ってなぜかすっかり忘れている「五十嵐唯織」のことを思いだすのだとばかり・・・。

辻村先生自体は嫌いじゃないけど背景になにがあるのかなんて興味ないし(普通に医大を出て普通にこの病院に就職した普通の先生ってんでぜんぜん構わないよ?)、ゲスト患者ならまだしも患者・天春杏の話が辻村先生の成長話になるとかちょっと意味がわかりません。

そうそう、わからないと言えばちょっと前から頭痛を抱えていたのは何らかの病気が原因で、それた落下事故による精密検査で発覚するんだと思ってたのに(そのための落下なのだと)、肩がどうとか言っててえ?病気じゃなくて怪我なの?とやや戸惑いました。頭痛は落下の前振りってだけだったのね。紛らわしい・・・。

軒下さんのフォローしてくれたことで「悪い奴じゃない」とは思ってた辻村先生が謙虚さを手に入れ「非の打ち所がない爽やか(イケメンについては賛否あるので触れないとして)医師」になったことで、仕事はともかく「恋のライバル」としてはだいぶ強敵度が増したけど、最終的に医師としての自分の力をほんとうに必要としてくれる人のところ、具体的にはアメリカのナントカ教授のところへ戻ると決めた五十嵐に「杏ちゃんを頼みます」ってなことを言わせるための辻村先生回だったのかな。だとしたらどうでもいい話だけど無意味ではない、ということか。
でも辻村先生は五十嵐が医師免許持ちであることをまだ知らないわけで(天春の手術も「君がやればいい」とか言ったもんで辻村先生も知ってしまったのかと思いきや単なる嫌味であったw)、「技師なんかとは比べものにならない努力と苦労が必要なのが医師である」的なことを言っちゃってたけど五十嵐が自分と同じ「医師」であるとなったら恋はともかく「仕事もライバル」だなんて言えないかもしれないわけで、辻村先生とはもうひと悶着あるのかなー。そういうのめんどくさいから「そうだったのか。早く言ってくれよ(爽やかにっこり)」といい奴モード全開の辻村先生でお願いしたい。