『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』

危機管理専門なのはわかるけど、それが弁護士である必要性がわからない初回であった。現実的に危機管理を任される(担う)のは顧問契約結んでる弁護士事務所だからなのかもだけど、斉藤由貴がハッキングという違法行為を当たり前に行ってたしありがちだけどそれこそ探偵事務所設定でも構わなくない?。

それから、お弁当を運んできた男(運ぶ様子)があからさまに怪しかったのになにもなかったし、最後に氷見の仕込みであることが判明したマスク男もなんの目的で仕込んでたのかわかんないし(ネタ晴らししてくれないし)、前者はこっち(視聴者)が勝手にそう思っただけだからなんでもなかったでいいとしても後者は説明不足でしょう。
同性愛かと思ったらトランスジェンダーだったのには「お!」となったのに(咳してるのとか嘔吐してたのはホルモン投与の影響ってことだったの?女性として振舞い続けることやパワハラ社長の存在によるストレスの影響なら嘔吐はわかるけど咳がわからんし)、それをファンや番組を作る“仲間”に話すことなく朱里の行動原理として、その「理由」としてしか描かなかったところもダメだなぁ。支えてくれたファンのために「女性」アイドルとして終わりたいというならばそれをあの話し合いの場で言わせるべきだったと思う。初回延長だったことを考えると内容が薄いよ。

あと音楽がわたしの好きなSOIL&“PIMP”SESSIONSだってんで楽しみにしてたんだけど、過去にSOILが音楽担当したドラマたちほどのオサレ効果になってなかったのも残念。

とはいえ雰囲気は楽しめました。わたし竹内結子の「いい女デキる女演技」が苦手で、水川あさみもダメなときは心底ダメなんで中川大志くんというお目当てがいるとはいえ無理だったらすっぱり諦めようと思ってたんだけど、その竹内結子水川あさみの相性が演技としてもキャラとしても案外悪くなくって、斉藤由貴もあわせて年上の底意地悪そうな女たちに甚振られる育ちのいいわんこ感あふれる中川くんがとても好いのでこれならイケマス!!!。

と思ったら、え?これヤマコーさんも出んの???。
初回でその存在を見せておいて実際に登場するのはラス前回の最後と最終回のみってことになりそうだけど、まんまと釣られてやりますよ!。