東都の情報が西都に漏れているとマスターに教えてもらったから(普通に連絡取れて呼び出したら会えるんだね・・・)スパイ炙り出し作戦するとして、ルートを「三つ」に絞ったのは流れている情報の内容・質からそれに関わる(それを知る)立場にあるものが限られているからという理由で理解できるけど、炙り出すならその三つの偽情報それぞれの場所に待ち伏せ要員を置いておく必要があると思うんだけどなんで秘書官に漏らした情報先に戦兎と万丈が二人揃っていたんですかね?。そこへ遅れてカシラが駆けつけるんですかね?。ルートが「三つ」なのはそれにあたるライダーが戦兎と万丈とカシラの三人だからという作劇上の都合だと思ってたんですが。
そんでなに?スパイが判明したからそれを明かしに行くのは当然としてなんでカシラまでくっついてってんの?。あの感じだとカシラと赤羽はあの倉庫みたいなところでパンドラボックスの護衛してるんだと思ったんだけど、スパイが誰かさえ判れば当面は安心だとでも思いました?。
流れからして西都というより難波はパンドラボックスの情報は罠であるとわかったうえでブロス兄弟を向かわせ、敵の戦力を集中させたところでローグにパンドラボックス奪取させる目論見だったのでしょうが、ということは天才のはずの戦兎が考えた作戦が全く通用しなかったどころかそれを利用されたってことになるし、ローグがパンドラボックス奪うための時間稼ぎなら秘書もペラペラ喋んなよ(出来る限り時間稼ぎしてから死ねと、それがお前の役割だろうと)だし、赤羽を退場させるためにそれなりのシチュエーションを用意するのはわかるけど、スパイ炙り出し作戦が全ての面においてあまりにも杜撰すぎて赤羽可哀想カシラ可哀想・・・と思いたくても思えない・・・・・・。可哀想ではあるけど青羽や黄羽の時ほどには思えないです・・・・・・。カシラをセンターにして三人並んでの同時変身はカッコよかったけどさ。
だから、だからこそここで戦兎がカシラを「一海」と名前呼びしてハザードの暴走を止めてくれと頼んだのには今回のカシラは可哀想というよりもカッコいい描写になるんだと、怒りで相手を攻撃するのではなく怒りを戦兎の暴走を止めるエネルギーにするのだと、哀しみをマスクの下に隠して体当たりで暴走を阻止するカシラを当たり前に期待したけどまんまと暴走されてやんの・・・・・・・・・。
冒頭で覚醒した(アイドル覚醒ってそういう意味かよ・・・w)美空が自分がどうにかなっちゃうことに怯えながらもそれでもわけがわからないなりに戦兎や万丈の力になろうとして、もっというなら自分のしたことの責任を取ろうとして、戦場へノコノコやってきたのはいいとして、ローグに襲われそうになったところを身体張って庇うのも万丈だし、カシラがみーたんオタとしてすら役に立たなくてつらいわ・・・・・・。いやあの美空を見て、美空のしたことを見て「みーたんハンパねえ」という感想を漏らしたのはなんつーか、それはそれでオタクすげーな(笑)ではあったけど。
それはそうと、この倉庫みたいなところ、ここって首相代理当時の幻徳の指示でナシタの家宅捜索されたときに逃げ込んだ場所であり、幻徳が父親に「恥を知れ」って怒られた場所なわけで、つまり幻徳的には思いっきり既知なわけだけど、そこにパンドラボックスがあるというのに赤羽一人に「任せた」のは西都が奪いに来るはずがないと思ってた・・・ってことでいいのだろうか。現時点における西都の最優先事項はパンドラボックス奪取にあることはわかってて、繰り返すけどこの倉庫の存在は幻徳も知ってることを知ってるのに、それでもここに来るはずがないと思ってたのだと。戦兎と万丈とカシラと美空と沙羽さんの中にスパイがいるそうなので、この場所にパンドラボックスがあることを西都というか内海=難波が知っていたのはそのスパイの報告によるところなのでしょうが、スパイの存在以前の話としてやっぱり東都はあらゆる意味で甘いと言わざるを得ないわ。
で、誰がスパイなんだろうねー。沙羽さんがド本命でしょうが(それなら泰山に直談判するために行った病院であれだけの立ち回りできたことも納得です)、色違いのカンペを一生懸命読み上げていた万丈が本人にその記憶がないけど実は難波チルドレンだったりしたらわたし泣きますね(戦兎とカシラと美空はさすがにないだろう)。