『仮面ライダービルド』第46話「誓いのビー・ザ・ワン」

そうかあ・・・幻徳いい匂いがするのかぁ・・・きっと香水の匂いだろうなあ・・・。
以前高橋一生さんがいい匂いすぎて(それを間近で嗅ぎすぎて)マジ気絶しそうになったことがあるのですが、どうやらそれは柔軟剤の匂いだったらしいのでその可能性もあるけど、常時革ジャン着用だからそれはないと思うのよね。となると香水だろう。香水といえばこれまた以前池田鉄洋さんがかんっぺきなるいい匂いをさせててうっとりした記憶があるけど、ビジュアル的に幻徳と被らんでもないので幻徳の「いい匂い」もそんな感じだろうと想像するわ!。


・・・とカシラのおかれてる状況・現実から逃避してみたけど、カシラが戦兎との「約束を破る」流れがエモすぎて・・・。
だってさ、目の前にいる三馬鹿は「偽物」だって頭ではわかってるわけじゃん。だから倒そうと思えばなにもグリスブリザードになんかならずともブリザードナックルでぶん殴ればいいだけじゃん。でもできない。ニセモノだとわかっていても命乞いされたらトドメ刺すことができない。通常グリスのまんまじゃその覚悟が決まらないんだよ。
だからグリスブリザードになるしかないんだよね。
グリスブリザードになったら死ぬ。それはわかってる。それでもカシラはニセモノだろうがなんだろうがグリスブリザードにならなきゃ、自分の命と引き換えにでもしなけりゃ三馬鹿を倒せないのだろう。
「Are you ready?」
「できてるよ」
ああ・・・なんと・・・・・・・・・・・・なんというキメ台詞・・・・・・・・・・・・。
三馬鹿を倒し、そして死ぬ覚悟はできてるってか・・・・・・。
間といい声音といい表情といい、これは平成仮面ライダー史上屈指の名シーンだろう。
カシラあんたカッコよすぎるよ。カッコよすぎるけどでも馬鹿だ。
こんなクソみたいなメンタル攻撃のために命捨てようとするあんたは馬鹿野郎だよ。


ていうか馬鹿と言えば戦兎だよ。ブリザードナックルは万丈用ではなくカシラ用に造ったものでしたってのはいいよ。カシラがつけてんのはスクラッシュドライバーなのにビルドドライバーじゃなきゃ挿せない(変身形態が変わらない)のはカシラにこれ以上負担を掛けさせないために『武器』として使えるものをと考えたからってことで納得だし。でも父さんが使ってたビルドドライバーあるんでしょ?浄化装置のなかにあったはずのドライバーがないって美空が探してたけど、そのことを知ってたのは美空と戦兎とかで、カシラはそれを知らないから大丈夫とでも思ってたわけ?。んなわけねーだろカシラのヤル気舐めんな。
新世界とやらの説明もよくわかんないしね。エボルトがいるA世界とエボルトのいないB世界を融合してC世界=新世界を作ればいいんだって意味がわからん。美空が言うようにB世界にも同じ人間がいるだろうに、C世界になるから大丈夫だと戦兎は言うけど、融合したC世界に存在する万丈はA世界の万丈ともB世界の万丈とも違う万丈であるはずで(パラレルワールドってそういうことだよね?)、そんなの世界を救うことにならないとしか思えないんですけど。
A世界には佐藤太郎の顔をした桐生戦兎の人格を宿した葛城巧がいて、B世界には佐藤太郎も葛城巧もいるだろうけど桐生戦兎はいないよね。となれば新世界に桐生戦兎の居場所はない、ということになると思うのだけど、それでも世界を救うために、ラブ&ピースのために、並行世界との融合を果たす戦兎・・・なんて終わり方だけはやめてよね。