『A LIFE〜愛しき人〜』第5話

わたし木村拓哉がマジビンタされるのって初めて見た気がする。もしかしたら殴られる(フリ)のは見たことあるかもしれないけど記憶にはなく、ましてやほんとに叩かれてるのなんて絶対に見たことないと思うので、わりと衝撃。
で、木村拓哉をマジビンタしたのが及川光博であるという事実。これはかなりの衝撃であった。
このドラマで言えば忠信か田中泯さんであれば役者としても役柄としてもまぁ納得というか、ここまでの衝撃は受けなかったんじゃないかと思うのだけど、この薄っぺらい脚本でミッチーにキムタク殴らせるかーってのはほんと衝撃ですわ。
羽村先生ピュアすぎるし、忠信提携したいマンすぎるし、憑き物落ちましたみたいなこと言ってる鉄矢もなに言ってんだとしか思わんし、今回も結局正しいのは沖田先生だけ!でしかなかったけど、激昂して木村拓哉の胸倉掴む白衣&眼鏡の及川光博なんてものを拝める日が来るだなんて思ってもみなかったし、ていうか最後の!子供に帰るコールしたあと!鉄矢の留守電聞いて泣き崩れるミッチーが!!ギュンッ!!ってなったよね。こんなしょーーーーーーーもない話なのに、いやこんなしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもない話だからこそ、この泣きミッチーは眼福であった。
でも恩師のミスにうまいことつけこんでしてやったりな副院長に外科部長兼任でと言われた瞬間の顔はよろしくないよー。羽村先生はあんなわかりやすい顔する人じゃないだろうがよー。
同じ恩師の元で学んだ同期という関係性のなかでこれまで羽村先生が壮大に対しどんな感情を抱いていたのか全くわかりませんが、「副院長派」を公言してたぐらいだから仲間意識というか、自分の立場を左右する相手としてそれなりの信頼感は抱いていたんだろうに、あんなヤクザかと思うような恫喝されたら裏切られた気がしちゃってあんな顔になっちゃうのも気持ちとしてはわからなくはないけどさ、それを笑顔の下に押しとどめることができるから羽村先生は今の地位にいるんだとわたしは思ってるのに。
職場で抱いてる女に「私は一体なんなんですか!?」と聞かれて心底煩そうに「ちょっと出てってもらっていいですか?」と言い切る忠信は最高に酷くてよかったですw。