『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』第2話

ドラマの主線として『10年前に作られた(作っていた)バイプレイヤーズのフィルムを持ってる(盗んだ)のは誰か!?』というテーマがあって、何故それを担うのが大杉漣なのか?という謎はそれとして、とにかく大杉漣はその犯人・・・という表現を使っていいのかわからないけど、持ち主を突き止めるべくこのシェアハウスで共同生活を実行したということか(発案・立案者は別にいて大杉漣も誰かの意志の元動いている可能性はあるよね)。
で、犯人がわかってからは大杉漣が犯人探ししてることも含め10年前にフィルムが盗まれた理由・事情が描かれていくのかなと予想しますが(最終回かその前の回で30分まるっとその“10年前の映画”を流してくれたりしないかなー)、まずは毎回“お当番回”としてキャストの一人なんし二人がフィーチャーされ、その回が終了する時に大杉漣が「実は・・・」と目的を話す、という構成になるのかな。
今回は松重さんがシェアハウスのあちこちに監視カメラが仕掛けられていること、そして漣さんがそれに関わっていること、フィルムを盗んだ人物を探すのがその目的であることを知ったわけだけど、松重さんは“偶然”カメラを見つけてしまったように見えたわけで、漣さんが松ちゃんにあの部屋を見せたのは不可抗力だったのか、それとも大杉漣の判断として「松重豊はシロ」だからなのかどっちだろう。不可抗力だとしたらそれを逆手にとって「目的を明かすことで松ちゃんの反応を見る」という目的でのことってなセンはあるけど。
それはこの先の展開を楽しみにするとして、正直言うとわたしが見たいのは朝ごはんのシーンとか『6人が一緒にいるところ』なんですよね。エンケンさんと松重さんが「お互い役を奪ってしまったと思い込みその後ろめたさを抱えたまま10年すれ違い続けてた」という関係性はクッッッッッッッッッッソ萌えたけど、ついでにその真ん中でワタワタする良々もよかったけど(「重版以来」にはテンション上がったわー!)、それは番組が始まる前にわたしが期待していたものではなかったりするんですよね。
とか思いながら見てたんだけど、アフタートーク?の『館山でなんかあるんスか?』ってな発言でそういうの吹っ飛んだ(笑)。
このアフタートークが純粋にフリートークなのかそれともこれもまた作品の一部としての“演技”なのかまだわからないけど、ドラマパートがあるからこそこの「お前も館山か!」ってな笑いが生まれたわけで、実際役のオファーがこのメンツの中を回っていくのも超納得なわけで(光石さんが「館山でなんかあるのか」と聞かれたということは光石さんがオファーされたのは何人かの後だった、ということになろうわけで、どんな役をどんな順番でオファーされていたのかはちょっと気になる。下衆的な意味でw)、いやはや上手いこと作ってるなと。
まぁ正直ついでに言っちゃうと、本編15分アフタートーク15分ってな構成でもいいんよ?とか思ってしまうわけですが、これだけの人たち集めて喋らせるだけってのも失礼ってかそれこそ勿体ないってな話ですよねw。
ところで、エンケンさんと松重さんってキャラ被ってる?。「上司」とか「父親」とか配役されるポジション的には被ってるかもだけど、松重さんはチワワみたいな涙目になったりしないよ?(笑)。
あーでも例えば「上司」の役をやるとして、大杉漣は二人と同じ枠に入りそうだけど光石さんは8割方「悪い上司」だろうし、寺島さんとトモロヲに至ってはこんなのが上司とかマトモな会社じゃねえ!!としか思えないしw。そう考えると被ってると言えなくもないか。
あと誤解を招く元になった「右京さん違い」の件、右京さんと言えば普通は「相棒の右京さん」だけど池松くんなら「え?なんですかそれ」って言いそうな雰囲気ある。相棒の右京さんを知ってても「いや俺は片山右京のつもりで喋ってましたけど?」とシレっと言いそうなところがナイスキャスティングw。