三津田 信三『怪談のテープ起こし』

怪談のテープ起こし

怪談のテープ起こし

それぞれの“怪談”はさして怖くはないんだけど、現実との地続き感が厭だ。
襖の隙間とかカーテンの隙間とか、シャワー浴びてる背後とか、そういうところに潜む心理的恐怖を文字として表現するのって難しいと思うのだけど、この地続き感はまさにそれ。