言ってること(描いてること)はこれまでと同様なんだろうけど、その言い方(伝え方)がこれまでとは違ったのかなぁ・・・?なんかものすごく“啓蒙ドラマ”感だった。
実際厚労省とこのドラマがタッグを組んで風疹のワクチンを打ちましょうキャンペーンをやってるそうなので、そういう要素が強めであったにしても今回はちょっと気持ちが冷めるというか、24時間テレビのドラマに近い押し付けがましさがあったかなーと。
ていうかなりたくてなったわけじゃないとはいえ風疹に罹ったのは自分で、言い方わるいけど「自分のせいで」娘は目が見えないというのに『世間の好奇の眼から娘を守りたい』としか言わない母親にちょっとイラっとしちゃったんだよね。娘のことを考えてってのはこれまた言い方悪いけど言い訳で、ほんとうは「自分が」責められるのが嫌だから出演拒否してるんじゃないの?という気持ちが否めなかったんだよな。
本音の部分で自分が世間から非難されたくないから・・・ってのは理解できるんですよ。そういう気持ちは理解できる。1.2話であればそうとはっきり台詞で説明することはなくともそういう想いも掬い上げて描いていたように思うのですが、突然ステージに上げられ憧れのBABYと連弾してみせたのみならず観客からたくさんの拍手を贈られアンコールにまで応えた娘の姿を見て「テレビに出しても大丈夫」だと思ったから出演したってな描写でしかなくて、母親が抱いていたであろう自己保身の感情がどう変わったのか、そこが見えなかったので今回はちょっと表面的に感じた。
でも小松さんじゃないけどインタビューに答える今橋先生は素敵でした。このドラマの南朋さん決してビジュアル的には南朋さん比でいいわけじゃないんだけど、なんか妙にエロいんすよー!なんなんですかねこのエロス。
そしてサクラ先生は「四宮」呼びなのに、四宮先生は「サクラ」呼びなのがすこぶるいいと思います。
泣いちゃう四宮先生はちょっと期待してたようなものではありませんでしたが(涙出ないなら手で目を覆うとか、あんなザ・慟哭みたいな泣き方させなきゃいいのに・・・)、「先生、今日ちょっといいことがあったんだよ」とつぼみちゃんに報告するのと(父親は見舞いに来なくなったって言ってたけど、入院費(個室代)は払っているのだろうか)、小松さんに「老けましたね」って言うデレっぷりが絶妙すぎました。