- 作者: 古野まほろ
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/08/18
- メディア: 単行本
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事件のスケールもトリックのめんどくささもシリーズの中ではもっとも小粒というか、そんなに派手さはないんですよね。たった1つの殺人について持たざる者たちと出来る者たちの誰がそれを行ったのかについてというだけなんで。その分積み上げるロジックはいつも以上に執拗で明朗で明快で、いつも頭を悩ませる私ですら「なるほど」と理解できたんだけど。でもその先!。
アバンの出来事がAパートで本編に繋がり、Bパートでそれが本編でどんな意味を持つのかが明らかになり、そして動機であり目的が判明し、さらにその背後に全ての絵図を書いた“黒幕”その存在が明かされ、そんでもってのCパートなんだよこれ!!???????。
二条警視どうなっちゃうんだよ・・・・・・続編早く!!!!!。
それはそうとして、パダム・パダムで二児の父親だと明かし私にちょっとした絶望を与えてくれた二条警視ですが、今回は身長が170センチに満たないことが明らかになりました。そんなに高身長をイメージしてはいなかったけど170センチもない官僚とかさすがにちょっと私の趣味からは外れるというか・・・これで思い残すことなくイエ先輩派を名乗れます・・・。