『花燃ゆ』第21回「決行の日」

アバンで終わるだろうと予想してた英国公使館焼き討ちがアバンどころかその後のフォロー含め完全スルーとか。
そんで利助がすみと結婚するとか言いだしたかと思ったらなんの前フリもなく英国行きの話が出て後ろ姿の長州ファイブとか雑すぎるにも程があるだろ。
雑すぎると言えば松陰先生の遺体を運ぶ場面ですよ。晋作が御成橋を渡ったというなんちゃって史実よりも塾生たちがどんな想いで松陰先生を運んだのか、描くべきはそっちだろう。全くやらないならともかくやるならなぜこんなにも美味しいエピソードをこんな描き方にするのか本気で理解できない。
そしてついにお殿様にサシで物申す主人公きちゃった\(^o^)/
なんかもう・・・前回焼きナスと梅干で口内炎が治るよってアドバイスしてあげてた記憶はあるけど、そこから久坂が将軍動かして護衛の名目で一歩も動かねえとかいろいろすっ飛ばしすぎだろ。つーか今江戸にいるのか京にいるのかすらよくわかんねーとかどんだけだよ。
家茂に晋作が「よっ!征夷大将軍」と声をかけたってなエピソードを入れるのはいいけど、云わせただけで、それが何を意味するのか、それがどういうことなのか、そこを描かないから次の瞬間久坂がギャーギャー喚いてる理由がわかんないよね。ここに限らず全てにおいてそう。そんなに歴史詳しくないひとからしてみれば『攘夷』って何?ってなもんだろ。異国を敵視してることぐらいはわかるだろうけど、具体的に何がどうなってるのか、その中で久坂たちがどういうポジションにいるのか、他藩から長州はどんなふうに見えているのか(思われているのか)、なぜ“今”攘夷を決行しなければならないのか、そういうの多分わかんないよね。晋作が暴走したのちに久坂たちによる攘夷から距離を置いたのも、上海で晋作がどんな経験をしたのか描かないから怒られてすねて坊主になったようにしか見えないと言われても仕方ないよこれ。
ていうか全く触れられなかったけどこのときもう長井雅楽切腹してんだぜ・・・・・・。この人が藩命で切腹したことが歴史における長州の立場が変わった分岐点だろうに、これ下手したら言及すらされずこのままフェードアウトもあり得ますよね。この調子だと周布様の最期もどうなることかと・・・・・・。



久々に登場した桂さん髪の毛伸びてたね。なぜか桂さんが倒幕を口にしたことよりも役割としては久坂の浮気を晋作にチクるほうが重要っぽかったけど、でも桂さんが登場した瞬間ほんのちょっとテンションが上がりました。心の中で「ヅラ・・・」って呟きながら(笑)。