『花燃ゆ』第20回「松陰、復活!」

案の定というか予想はしてたものの、晋作の上海行きがほんとうに「土産の話」で終わったことにハハハ・・・と笑うしかなかったです。このドラマにおける「異国の脅威」とはなんだね?あのワンカットで理解しろと?。
それでいて久坂の妻と高杉の妻が手を組めば最強ですとかそんなことには時間使って、とか思ってたらラストカットあれだもん。そら視聴率1桁になるってなもんですよ。
予算の問題とかいろいろあるんだろうとは思いますよ。でも松陰先生の諸国漫遊とか晋作の上海視察ってのは彼らの礎になるわけじゃん。それからの彼らの行動の源であり理由になるわけですよ。そこをちゃんと描かないとほんとにただのテロリストにしか見えないんですよ。みんながみんな歴史に詳しいわけじゃない。彼らの志の背景にはどんなものがあるのか、それはやっぱり説明しなくちゃならないことだと思うんですよ。
繰り返すけど予算をはじめいろいろな理由でそこまで大々的な映像を作ることが難しいことはわかります。であればその中で出来る限りの説明をしてくださいよと言いたいの。この際台詞でもいいから。なんで晋作の上海行きが「ハンカチすごい」って話になるんだって。そんなことはどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーだっていいんです(ってこれ、このハンカチは後半富岡製糸場を絡めるための前フリだったりして・・・)。
この英国公使館焼き討ちから長州狂乱の時代が始まるわけで(時間と興味のあるひとはこの流れで「長州ファイブ」という映画を見るといいよ!この作品ではおそらく描かれないと思うし、なにより有起哉カッコいいよ!)、こんな飲み会での思い付きみたいなノリでやられても気持ちがついていきません。
つーかなんで異人を斬るって息巻く晋作を止める毛利の若様ださないんですか?(いやここで突如出されてもコイツ誰だよって話になるけども)。
つーか江戸の長州藩邸になぜ桂さんがいないの?桂さんいまどこで何してるんですか?。
でも江戸でひと暴れしようと思ってと言いながらニヤリってする小田村兄は素敵でした。暴れる様子は描かれないだろうけど。
で、キャストの変更があったとしても、辰路が鈴木杏ちゃんじゃ久坂さんただのブス専ってことになるんじゃ・・・(笑)。
まぁ久坂が京で芸妓の愛人作って子供も産ませたという事実は事実として、その理由として所謂ハニートラップに嵌ったってなことにするみたいだから、杏ちゃんの辰路は色気で落とせなけりゃ薬盛って跨るぐらい余裕でやりそうなふてぶてしささがあるわけでw、そういう意味では凄腕そうな辰路でこれはこれでアリかもしれないけど・・・・・・・ねえ?(笑)。