『キルラキル』第二十二話「唇よ、熱く君を語れ」

結局なぜ流子が純潔を脱ぎもう一度鮮血を着ることが出来たのか、肝心なソコはなんかよくわかんなかったよね。


「せっかくキミのために仕立てあげた純潔だったのに、そんなダサい格好ゆるせない!」と縫が放った攻撃(片太刀バサミ×2)を左手一本で跳ね返した流子は
「やめておけ。私はもう、絶対に鮮血を脱がない。今この鮮血には皐月とマコ、二人の血も流れている。純潔なんてバケモノよりよっぽどあったかくて、着心地がいいんだよ」そう返した。
それを聞いて「流子おおおおおおおおおお!!よくいってくれた」と号泣する鮮血w。
「ばか!服が泣くな!ビショビショして気持ちわるいだろうが。せっかくいい着心地だったのに」
「わああああああああああんっ!すまなかったあああああああああああああああっ!」
さらに号泣する鮮血wwwww。
そんな流子と鮮血に「なにその友達ゴッコ、気持ち悪くてヘドがでる」と縫。
「なめんじゃねーよ。友達なんて言葉じゃおさまらねえ、もっとわけのわかんねえものなんだよ。私にとっての、満艦飾マコと鮮血はな!」
「ええ!?」と驚く鮮血
「わたしですとぉ?」と“制服の上下を逆に着ようとしながら”驚くマコ
「ああそうだ。強いんだか弱いんだかわからねえ、気がついたら人の心ん中までズカズカ入りこんでくる女とか、服のくせに泣いたり笑ったり、本気で私を心配してくれるやつとか、そんなわけのわからない連中が必死で私を助けてくれるんだ。私はそのわけのわかんなさに応えなきゃいけねえ!」
「てめえらはたったひとつのことしか見てねえ。この世を生命繊維っていう1枚の布にすることだけだ。でもなあ、そんなことはさせねえ。世の中はわけわかんねえやつがうろうろしてるぐらいがいいんだよ!」
「わけわかんないけどその通りだよ流子ちゃん!」
叫ぶのではなく、むしろ優しいとすら思える口調でそう宣言した流子は「両太刀バサミ」をあっさり奪い返し、そして縫の両腕を斬り落とし踏みつぶした。
(心臓を貫かれても首を斬り落とされてもあっという間に元通り。それが生命繊維と一体化した者の強さだったけど、両太刀バサミで斬ったら生命繊維を回収できる、つまり傷ついたまんま元にはもどらないということが明らかに。
でも両腕から血がブシャーブシャー噴き出てるってのに弱ることなく鳳凰丸の胸を踏みつけその顔を血染めにしてたけどね・・・)。


鳳凰丸によって救出された縫がいなくなり、改めて向き合う流子と皐月様。
純潔をまた着るつもりか?てめえに着こなせるのかそのバケモノを?という流子に同じ失敗はニ度犯さないと皐月様。
なおも鮮血と人衣一体もできなかったくせにと、自分を助けるために命を賭けてくれたとしてもそれは今まで散々デカイ面してきた説明にはならないと責める流子。
「私に何を求める?」
「一発殴らせろ。私が本気で殴ってそれでも立っていられたら、一緒に戦う力があるって認めてやるよ」
ハアアアアアアアアアアアア?お前何様!??まずはお前が先に純潔着て大暴れしたことを謝れよ!!思ったら
「わかった。殴れ。敵は鬼龍院羅暁だ。ここで倒れるようならとてもこの戦い勝ち目はない。おまえの拳、受け止めてみせよう」
皐月様ってばもうこのひとほんっとにカッコいい
「口先だけじゃないことを見せてみな」と言って拳を握る流子と皐月様を固唾をのんで見守る一同
「おりゃああああああああああああああ!」と流子のパンチが皐月様の顔面を捉える寸前・・・
蒲郡先輩が顔面で受けたああああああああああああああああああああああ!!
顔めりこんでますやん!(笑)
蒲郡!?」と驚く皐月様
「テメエ邪魔すんな!」「オォオオオオオオオ!」と今度こそ流子のパンチが皐月様に炸裂するかと思ったら・・・
猿くんも顔面で受けたああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
「なんなんだテメエら!?」
すくっと起き上がり皐月様を背にして流子と対峙する蒲郡先輩と猿くん!!!
蒲「俺を愚弄するのか纏!」
流「なあにぃい!?」
蒲「それがお前の本気の拳かと、(めり込んだ顔を気合で元通りにw)聞いている!」
流「ああそうだ!」
蒲「笑止!だったら俺たちはなぜ生きている?」
猿「本気なら生身の人間は死ぬんじゃなかったのか」
流「テメエらが割り込んできたからじゃねえか」
蒲「言語道断!割り込んできたから手を緩める。その程度の女に皐月様を殴る資格はない!」
流「逆ギレしてんじゃねーよ!」
猿「逆ギレじゃねえマジギレだ!そんな中途半端な拳、皐月様に触れさせてたまるか!」
さらに乃音ちゃんと犬くんが猿くんと蒲郡先輩の前に立ち
乃「私たちの顔は皐月様の顔、私たちの手足は皐月様の手足。この方のためなら砕かれても斬り落とされても悔いはないっ!」
犬「ただし、この手足勝手に動くから結構しぶといよ」
猿「俺たち本能字四天王は、皐月様の最強の矛にして最強の盾」
蒲「皐月様を殴りたければ我々を殴り倒せ。だが、そう簡単には跪かんぞ!」
皐月様のために流子の前に断固として立ちはだかる四天王!!!!!


皐月様を守るべく、流子の前に縦1列に整列する四天王を見て「なんなんだよおまえら、わけわかんねえよ」とぼやく流子は次の瞬間「・・・・・・っ!?」と何かに思い至る。
そんな流子を見て微笑む四天王!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「わけわかんない連中に守られてるのは、おまえも同じか」
と流子。
「どうやらそのようだな」
と皐月様。
苦笑交じりでそう言った皐月様に目を瞑り頭を下げ、次の瞬間すかさず皐月様の道を作るべく横一列に並び直す四天王。
「私は羅暁に勝つ為には全ての人間を私の駒にして動かさなければならない、そう思っていた。お前のこともそうだ。鮮血を着て現れたあの時から羅暁達に対抗するための大きな戦力として育てようと考えた。父親の仇と私を狙わせて、おまえと鮮血の力をはかった。おまえが神衣に飲み込まれることなく自分の意思を持っていられれば、羅暁へのクーデターの時に必ず役に立つ。おまえに真実を教えなくても、上手く誘導して羅暁への戦力に出来ると。だがそれは大きな間違いだった。結局私も羅暁と同じやり方を取っていたのだ。それでは勝てないのは当然だ。一番愚かだったのは私だ」
思わず「皐月ちゃん・・・」と乃音
「今解った。世界は1枚の布ではない。なんだかよくわからないものに溢れているから、この世界は美しい。その世界を守るため、一緒に戦ってくれ、流子」
その言葉とともに深々と流子に頭を下げる皐月様。美しく、凛々しく頭を下げる皐月様に後光が差したかと思ったら、みるみるうちに光に包まれやがて光そのものになる皐月様!!
それを見て変身を解いた流子は「ハンッ。謝るときも大げさだなテメエは」と顎ぽりぽり
そして
「殴る気も失せちまった」
それを聞いて嬉しそうな満艦飾一家
「あたしも守りたい連中がいる。あの行き過ぎた母親を止めることに、異存はねーよ」
嬉しそうな美木杉と黄長瀬
嬉しそうな四天王と伊織
そこへ出てきたのはおばさんの「なんだかわかんないものを刻んでブチ込んだコロッケ」
『なんだかわかんないもの』がまさかこの伏線だったとは!!!!!


もうさ、もうわたし文句ないですわ。ここまで見続けて、こんなものを見せられて、それが満艦飾家の象徴である好代が作る「なんだかわかんないコロッケ」に集約されるというこの流れに文句なんてあるワケがない!!。
いいんだよわけわかんなくって。わけわかんないけど熱い!わけわかんないけど気持ちいい!!。それでいいんだよね。
わけわかんない裸の奴らやわけわかんない家族がわけわかんないコロッケ囲んでワイワイやってる。
なぜか紬にだけカ二を丸揚げしたっぽいものが差し出されてたり、乃音ちゃんに犬くんがコロッケ奪われて(?)文句言ってるっぽかったり、ガハハと笑う薔薇蔵に絡まれ(?)困惑してる風の伊織がいたり、皐月様とマコが並んで座って楽しそうだったりと、そんなカオスっぷりがとにかく愛おしい。わけわかんない幸せパワー万歳だよもう!。
って、なんで蒲郡先輩のコロッケだけマコ顔なんですかあああああああああああああああああああ!???これ作ったのは好代さんなわけで、マコ母が蒲郡先輩に「だけ」娘の顔を模したコロッケを差し出したってどういうことよおおおおおおおおお!??????。
ここは詳しく。ここだけはわけわかんないで終わらせるわけにはいかねーよ?。
あとなんだかわかんないコロッケ祭りの輪から離れてイチャイチャする流子と鮮血はよかったんだけど、イチャイチャ前に流子には鮮血に酷いこと言ってわるかったなって謝ってほしかったなーとは思った。鮮血にとっちゃ『自分を着るために』流子が命の危険を顧みず純潔を脱いだことと、「純潔なんかよりもよっぽどあたかくって着心地がいい」と言ってくれたことだけで充分なんだろうし、鮮血に対する流子の気持ちが鮮血にはしっかり『わかってる』ことを流子も『わかってる』んだろうから改めて言葉にする必要なんてないんだろうけど、でも羅暁に洗脳される前に、つまり流子自身が鮮血を「バケモノ」と呼び傷つけたわけで、そこはやっぱ一言謝ったほうが流子というキャラクターのためにも良かったんじゃないかなーとは思った。
でも。
司令官としての役割を美木杉『さん』に託し、自分は戦闘員として妹とともに母親のところへ向かうと宣言した皐月様と並び出発しようとしたところで揃に「お姉様をよろしくお願いいたします」と言われ、
「いくぞ、ねっ・・・ねっ・・・ねえ・・・っ」
って、顔赤くながらなかなか姉さんって言えない流子ちゃんがくっそかわいくてさあ!
なんかもうこれ見ちゃったら謝らなかったこととかどーーーーーーーーでもよくなるよね!
つーかそんな流子を見て優しい笑みを浮かべながら
「無理に姉妹ぶる必要はない。おまえの血はこの純潔に流れている。それで十分だ」
って皐月様のお姉様っぷりパねええええええええええええええええええええええええええ!!!
「そうか」「ああ」と通じ合う姉妹を見て「おまえたち・・・」ってまたもやブワって泣いちゃう鮮血パパ状態だしw。
つーかこのやりとり見て仲間だと思ってた相手が兄だと聞かされ次の瞬間超可愛く「お兄ちゃんっ♪」って呼んだ某イズルさん思い出したwwwww。


そんでもって左右二分割(完全なる左右対称)でのフル変身バンクからのー
「人衣一体」「人衣圧倒」
「神衣鮮血」「神衣純潔」
燃えたああああああああああああああああああああああ!!。
やっぱW変身はここぞって時に使ってこそだよな!!W変身超ロマン!!!!!!!(日曜朝の方を見ながらw)。
3話を見たときから必ずこういうシーンが来るであろうことは確信してました。だからそういう意味では予想通りだし、二人がぶつかってぶつかって和解の末にW変身ってのはこれ以外の展開はありえないってな王道展開なんだけど、それでもなんだかわかんない液体がダーダー流れたよね。なんだかわかんないんだけど嬉しくて、嬉しくて嬉しくてたまんなかった。
(あ、そういや今この瞬間思いだしたけど、この回の最初にマコにぶん投げられた鮮血が縫を踏み台にして流子にダイブし人衣一体したのを見た時の6分割画面の蒲郡先輩がめったくそイケメンだったんだ!!!)


でもこれで終わりじゃない。これで終わりじゃないのがキルラキル!!。
まずはCOVERSにされた生徒たちを救急救命吸引具でもって次々と救いだした(DTR紬に対抗意識燃やす蒲郡先輩かわいいw)中に女子テニス部部長の函館臣子やボクシング部部長の袋田隆治の姿が!!。ていうか『・・・その他!』って皐月様www
生徒救出と同時に大量の生命繊維を回収したから改めて極制服を“ひとりで”作ってみせるという豪語した伊織がここへきてついに!!ついに伊織が三ツ星極制服姿に!!!その名も『誂の装』!!!
ってこれってつまりラストバトルで四天王が再び極制服を着るってことじゃないのヒャッホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオイ!!!!!
これまでと同じ装備じゃ意味ないわけで、ていうかこれまでと同じものだったら伊織が誂の装にはならないわけで、てことは四天王の極制服の最終形態が拝めるってことですよね!?やだもう楽しみすぎてなんだかわかんない汁が止まんないよもうもうもうっ!!!
ってもう興奮マックスになってたところへ
「本能字学園喧嘩部部長、満艦飾マコ!ここに、ふっかーーーーーーーっつ!」
フゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
やばいやばいやばい!これは予想できなかった!ここへきて喧嘩部部長が復活するってのはわたし全く予想できなかったよ!。
函館臣子や袋田隆治やその他が再登場したのはサービスでもあり、喧嘩部部長が復活するための布石だったんだね。くっそーかずきさんめー!。
てか
「流子ちゃん安心して!この船は、私が守るっっ!!」
マコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
なんだこの頼もしさ!!!!!
これもしかしてマコ率いる部長ズ全員で船守ることになるんじゃないか!?
そんで四天王は両腕失った縫にリベンジするとか!?
やっべえ、何話か前までは羅暁とCOVERSに勝てる気しねえと思ってたはずなのに、今は逆に負ける気がしねえぞ!!。