下村 敦史『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』

電動自転車の不備を隠ぺいしたせいで死者が出て、世間は販売会社と社長個人を激しくバッシングするなか社長が死んだ。
その後、7人の関係者が手紙によって集められ、廃墟に連れていかれるが、廃墟の中は社長室そっくりに作られていて、7人はそこに監禁される。
そして7人を集めた「ゲームマスター」はこう告げる。「48時間後に致死性の毒ガスを廃墟内に蔓延させる。全員死ぬことになるが、社長を殺した「犯人」のみ命を助ける」と。

という始まりで、監禁されデスゲームに強制参加させられた「被害者」たちが、生き残るために全員が自分こそが社長を殺した「犯人」であると主張し、残りの6人が「探偵」としてその主張を否定する物語です。

うん、全員クズだね!(笑)。

この「全員犯人で被害者で探偵」ってのは三重構造になってるんだけど、それ含め全員クズ!それしか感想を持ちようがない。