- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: 単行本
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内容は相変わらずのエグさだし、全編に“貧富の差”“社会的弱者感”がどんよりと横たわってるしってんで陰鬱とした気持ちになりますが、まぁそれで被害者たちの生活自体は何かが変わるのか?と言ったら一時的には多少上向くかもしれませんが(補償等で)でも多分結局は『貧は貧』として生きてくしかないんだよね・・・と思うと救いはないけど、それでも「ざまあみろ」的な後ろ向きの憂さ晴らし感は味わえます。
そしてやはり女が集まる職場は怖い。トイレットペーパーの扱い方のくだりとかほんと怖いわ。