『それでも、生きてゆく』第1話

瑛太田中圭くんの兄弟ってのは気になる。
瑛太とかざぽん(役名「けんちゃん」て!!)が同級生だってのも気になる。
双方の親は“濃厚”キャスティングだと思うし、今後の展開が気になりもする。
でもこのご時勢この季節にこの内容ってのはなぁ・・・・・・・・・。
1話だけではこのドラマの方向性は分からないものの「それでも生きてゆく」ってのはこのご時勢だからこそ描く価値と理由があるのでしょうが、うーん・・・。
今後も見続けないと意図してのものだったのかそうでないのか判断できませんが、展開が唐突すぎるかなーとは思った。満島ちゃんが瑛太家族の元を訪ねたのも前フリなしだったし、父親(柄本っちゃん)が死んだから瑛太は喪服を着てるのかと思いきや、次の瞬間誰かのお葬式でボケーっと立ってて、そこに満島ちゃんがやってきたもんだから、え?これ誰の葬式なんだ??と混乱してたら保護司の葬式でしたとかね、後からどういうことだったか分かるってな作りが1話だけなのか、それとも今後もずっとこんな感じなのかでも気力が続くか続かないかが違ってくるかなぁと。
それと、小説やなんかによく書かれてることですが、被害者家族が加害者(家族)のことを全く知らされない、知るすべがないと言うじゃないですか。それは今回瑛太がかざぽんを殺そうとしたように、知ってしまえば復讐心を抑えられなくなるからってのが理由のひとつとしてあると思うのね。だから被害者家族が加害者の現在にたどり着くってのは相当気を使って描くべきことだと思うのに、このドラマではそこいらへんを被害者の父親が「調べたら分かった」の一言で片付けたってのも気になるんだよなぁ。まぁそこいらへんは押入れの中から大量に出てきた殺された娘用の靴を見れば「執念」の結果ってことで納得はできるんだけどさ。


わたしこれまで「震災前後で価値観が変わった」と人が言うのを聞いたり読んだりしていても「ふーん」と思うぐらいでわたし自身は特にそういうことはないかなと思ってたんですが、本来ならばこの手のドラマは好みであるはずなのにどうにもこうにも気が重い(・・・ような気がする)ってのは、つまりそういうことなのかな。


それにしても、瑛太さんはセルフカットが上手すぎです。耳の周辺とか襟足とかカンペキじゃねーか。