石崎 幸二『≠の殺人』

≠の殺人 (講談社ノベルス)

≠の殺人 (講談社ノベルス)

ジェフリー・ディーヴァーの新刊→観劇対策で寺山修司の戯曲と頭と心に負担がかかる読書が続いたのでちょっと息抜きというか、はっきり言うとバカミスが読みたいなーと思い部屋を引っくり返したところこれが出てきたので読みました(笑)。なぜこれが自分の手元にあるのかさっぱり記憶がありません(笑)。
三人の女子高生に酷いことを言われまくる石崎さんは、それなりに気分転換にはなりましたが、あれ?もうちょっとこう・・・・・・クセになる味があったような気がするんだけど。派手な舞台を用意してるくせに謎解きってか肝となる「動機」を始め事件の真相自体が普通すぎて結果的に尻つぼみな感じだし、掛け合い漫才もなんら変わり映えしないしなぁ。
繰り返しになりますが、まぁでも気分転換にはなりました。最初からそれを目的として読んだわけだから、それだけで充分です。