『救命病棟24時』第4話「全力で救うことの意味」

ヤバイ。CDプレゼントの石田くんはヤバイ。きいちゃんのオウム状態の石田くんが可愛すぎてヤバイ。
但し本編は微妙だったけど。
石田くん演じる研修医・工藤が、実家を継ぐためにやらなきゃいけないことだからとイヤイヤやってるのか、知識だけは頭に入ってるもんだから自分を一人前だと過大評価しちゃってる人なのか、それとも腰掛け気分のくせに手とリ足とリ教えてくれない(構ってくれない)からってダダこねてるめんどくさい人なのか、工藤という人間の肉付けが出来てないどころか骨格すらよく分からない状態でこの手の話をやられても何も感じないよなぁ・・・。「また俺の絵書いてくれよ!!」とか言われても、あんた不機嫌な顔してイヤイヤ椅子に座ってただけで子供と会話すら交わしてないんじゃないの?って感じだし、子供だって明らかに書きたくて書いてるわけじゃなかったじゃんw。患者の顔を覚えてなかった=一人ひとりの患者とちゃんと向き合ってなかった工藤が初めて真正面から患者と向き合い気合いで生命を繋ぎとめたってのを描いたってのは分かるんだけどさ、工藤が改心するキッカケが弱すぎて全く入りこめなかった。アナフィラキシーに陥った子供という設定が弱いんじゃなくて、子供と工藤の繋がりが弱いってことね。つつがなく研修期間を終えるつもりなのに自分のミスで患者を死なせてしまったなんてマイナスポイントが付くなんて絶対にイヤだってんで必死になったってほうがまだ理解できたと思う。まぁ何考えてるか分からないイマドキの若者だから彼なりの熱血スイッチ入っちゃいましたってんならそれでもいいけどね。
でも花輪先生の救命復帰に関してもそうだったけど今回の工藤改心に関しても進藤先生は直接何もしてないよなぁ。一応「お前それでも医者か!」って怒鳴ったけどさ、今後進藤先生と澤井医局長の対決を描くにあたって工藤が子供の命に執念を見せたことで命を救えた=時代遅れかもしれないけど『精神論』も必要なんだってことを見せておくためには、もうダメだ・・・って絶望の空気が流れる中一人諦めない進藤先生から工藤への「お前がこの子の命を救うんだ!」って言葉に突き動かされたとかさ、自分で気づくんじゃなくて進藤先生に引っ張ってほしいんだよなぁ。工藤が矢部とか研修医時代の小島のような熱意溢れるタイプだったら自分で気づくのもアリだとは思うけど、工藤は二人とは全く違うタイプじゃん。最初の挨拶から「研修医になるつもりは全くないんでとりあえず研修期間だけ適当によろしく」とか言ってきたような奴があの状況でああいう行動を取るかなーって逆に醒めた目で見ちゃったぐらいだもん。病院を抜け出した痴呆のおばあさんを必死で探したことで生意気な口叩いてるけど責任感強くて熱い子ってのを描いたつもりかもしれませんが、あれだって「もしかしたら自殺するかも」って花輪先生の言葉に反応して自分のミスになったら堪らないって駆け出したように見えたもんなぁ。まぁここで工藤の改心に進藤先生がそこまで深く関わらなかった(まだそこまで進藤先生に心酔してない)ってのはきっと澤井がラストで言った「後悔しますよ」ってのと繋がってるんだろうなーと思うけど。
てかおばあさんのエピもイマイチ・・・ってか救命で痴呆老人を扱われてもなぁ・・・と思った。今回はみんなでランチタイムが2回もあるわ医局総出でおばあさんを捜索するわ、とても暇そう(そして楽しそう)なんだもの。進藤先生シンパになった途端白衣を脱いで進藤先生コスになった(救命医としてやってくという決意の現われと取るべきでしょうが残念ながらコスどまりです^^)眼科医と皮膚科医は処置室の外から治療の様子を覘いた他は中華食ってただけじゃねーかよとw。救命医不足で現場ギリギリってのが今シリーズの柱の一つだろうに、「イチニッサン」よりもピーマン騒動の方が尺取ってる(ように感じた)ようじゃダメだろと。「もぐもぐごっくん」とか言ってる暇あったら痴呆のおばあさんを今後どうするか他課へ行って相談なりなんなりしろよと。息抜きシーンが息抜きどころかイラつきにしか感じられないってどうなのさ!。
つーかピーマン食べずに済んで「ふぅっ」と安堵の溜息つく進藤先生なんて見たくないです。あれ明らかにピーマン>患者じゃん。今シリーズは毎回ラストに和めるシーンを入れてきてるけど、さすがにこれは違うでしょうと。それまでどんだけ緩んでても(進藤先生はそこまで緩んだりしないけどね!)患者受け入れ要請の連絡が入ったら即切り替えてバリっとクールになるのが進藤先生なのに!人間味の見せ方間違ってる!これはぜーーーったいに間違ってました!。