『救命病棟24時』第3話「命を救う者たちの選択」

今回の話って、江口が撮影に参加できないときに撮ってたのかなぁ?進藤先生の影うすっ!!!ってびっくりしたわ。進藤先生というキャラクターは救命病棟24時という作品の大黒柱であり大スターであるけど、進藤先生ワンマンドラマではなく進藤先生を中心とした群像劇であるってのがこのシリーズの肝だと思ってはいるので、進藤先生以外にスポットが当たるのは全然構わないのよ。でも見せ場というか、最終的にいいとこ持っていくのは進藤先生じゃないとやはり物足りないんだよなぁ。だって今回の進藤先生がしたことって、花輪に「救命に戻ってくれないか」ってお願いしただけだよな?。せめてそこでなんかいいこと言うとか行動で示すとか、花輪が救命に戻るキッカケになるのが進藤先生発信の何かだったらまだしも、ほんとにお願いしただけなんだもんなー。それなのに花輪と山城さんが挨拶するのを机に腰掛け横向きで聞く進藤先生テラクーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!でカッコよかったってのがまたね(笑)お前なにカッコつけとんねん!wなんて進藤先生に対して思ったのは初めてですw。でもなんで進藤先生の出番が極少だったのか考えると答えは明らかに進藤先生を演じる江口のせい、なんだよなー。そして進藤先生は江口しかありえないの。なにこのジレンマ。つーか予告で耳鼻科医たちに身体押さえつけられて小島になんか食べさせられそうになってなかった!?全然ご飯食べてない風だから無理やりにでも食べさせなきゃ倒れてしまうとか切羽詰った感ではなく楽しそうにキャッキャしてるように見えたので、「進藤先生ってほんと凄いですよねー。苦手なものとかないでしょう?」「俺にだって苦手なものぐらいあるさ」「例えば?」「ナスとかな」「あ!こんなところにナスがある!」「好き嫌いしてたら患者さんに笑われますよー」なんつって、日頃の鬱憤ばらしも兼ねてw進藤先生イジメの図だったらどうしよう!全力でイヤイヤする進藤先生なんて見ちゃったら鼻血だすかも><。
てか早くも仲良くなってる耳鼻科医と眼科医かわいいな(笑)。医局で寛げるわずかな時間に休養をとるのではなく症例クイズー!とかやってんのが可愛すぎるw。もちろん答えが分からず研修医に完璧に答えられてしまうのも含めてねw。やる気出してんのはいいけど、澤井医局長がこの調子であっちこっちから救命のエキスパート集めてそれなりの態勢になったら「ご苦労様でした。本来の職場に戻っていただいて結構です」って言われて真っ先に切られそうな感じがするのもたまらないw。こうやって賑やかしというか、『その他の医者』としてチョコチョコ動いてくれる分には全く問題ないんだけどなー。

それにしても、花輪先生と山城さんの復帰は分かっちゃいたけど早かったな。このドラマの中で描かれている現在の救命医療の現場が抱える最大の問題は「救命医不足」ってことだと思うんだけど、なぜ不足しているのかというと、簡単に言うと「自らや家族を犠牲にしなければやっていけない」「ギリギリのところで命を救おうとしているのに、救えても感謝されないどころか救えなかったら即裁判」という厳しい状況に置かれているから・・・ってことなわけですよね?。で、前者の代表が花輪と山城さん、後者の代表が小島だと考えるわけです。縦軸は理想主義(+根性論者)の進藤先生VS現実主義の澤井先生という構図で、横軸が山城さん問題や小島問題になるんだと思っていたわけです。話数短縮の影響か、その横軸になるんだろうなと思ってたものがことごとく“アッサリ”解決してしまった(山城さんは他の看護師と同様に扱って欲しいという要望を出したってことは何ら解決してないわけで、ここだけはもうちょっと引っ張りそうだけど)ことは仕方ないとしても、問題解決の過程でカタルシスが全く得られないのはなぜなんだろうか。脚本?演出?。花輪は救命医としてそれなりに責任と誇りをもってやってたと思うのよ。進藤先生がカルテを褒めるぐらいだし。それでも家族(息子)のために麻酔医になるという選択をしたわけよね。まぁこの“麻酔医は定時で帰れる”って言い分は今作で最も疑問を感じてるところなんだけどそれは置いておくとして。で、救命医として働いている時かそれとも学生時代からの付き合いなのか花輪がどの時点で結婚したのかは分かりませんが、救命医だって知った上で結婚したのなら当然、付き合ってる最中に救命医になった相手と結婚を決めたとしたらその時に、ある程度の覚悟をしておくべきだと思うのね。覚悟していたにも関わらず、その覚悟が打ち砕かれる程の結婚生活だったから離婚を選んだってんなら子供のあんな安っぽい作文一枚で心変わりしてんなよと思うし、逆に言えば嫁は子供の気持ちを聞くことすらしてなかったのかよ?ってな話じゃん。麻酔科に移ったってのにそれでも子供には一切会わせないなんて強硬姿勢だったことからして子供のことよりもこんな結婚生活耐えられないって自分の気持ちを押し通そうとしてるようにしか見えなかったんだけど、そんな女があんな作文で心変わりしたってのが都合よすぎとしか思えんわ。この夫婦は、またそのうち絶対離婚だなんだってな話になるって賭けてもいいw。