『嫌われ松子の一生』第5話「愛を乞う逃亡者」

今週は一輝と哲太からダブルプロポーズされる松子ですか・・・・・・・・・。ドラマとは言え、松子マジで羨ましい。実際さほど綺麗って設定でもないじゃないよな、松子って。やっぱポイントは“隙”だろうか・・・(真剣に考える俺)。次から次へと絶え間なく男に愛されて、それも心底愛されて、なのになんで幸せになれないんだろう、あの女。誰よりも幸せというか居場所を欲しているのに。かなりの割合で判断ミスというか自業自得なんだけど、でもそういう業というかそういう星の元に生まれてしまった不運というか、なんかちょっとだけ可哀想な気がしてきた。今回は特にこれ以上ないぐらいの不幸を知った後に得た束の間の幸せの後だから余計に同情気分。内山なのに。
それにしてもあのほくろ刑事はどうやって“理容 しまづ”まで辿りついたんだろう。近所で噂になってたわけでもなさそうだし(別の噂にはなってたけど)、あんな顔して有能なのだろうか。
赤木さん(というか一輝)とはまたベクトル真逆なんだけど、枯れた色気全開の哲太良かったなぁ。“ちょっと出てくる”と書置きを残して出て行った松子が戻ってくるのかこないのか、思わず買ってしまったつがいの文鳥に目をやりながら不安な気持ちを抑え込む顔がセクシーだったわー。そして涙雑じりの「待ってるから」だもんなぁ、いい男だ。・・・なんだけど、でもあいつクソ男なんだよなぁ・・・・・・・・・orz。あまりにも素敵な島津だったので、ドラマオリジナルで改変しちゃって欲しい気がしなくもない。

そして改変と言えば赤木さんですよ。正直引っ張りすぎの感は否めませんが、一輝の漁師姿に思わず声にならない叫び声をあげてしまいました。夜のネオンが似合う男だと思ってたのに、船も似合うじゃねーかあのオトコマエ。頭にタオルではちまきした赤木さんテラ色っぺぇぇぇぇぇ!しかも赤木だけに赤い作業服wwwもうたまりません。ウットリモッコリ。北海道の漁師だし普段はもっとラフなカッコしてるんだろうけど、百夜にいた頃と同じ殺し屋コートとトンガリ靴と金ピカ時計姿で松子に会いに行った赤木さん。分かるわ、その気持ち、そのプライド。あの一張羅を後生大事にしてたんだろうなー。あの姿で歩いてるところを漁師仲間の人に見られたらどうすんだろとか思うとちょっとワロてまう。漁師姿の時は思わなかったんだけど、夜の男仕様で昼の青空の下にいるとやっぱりものっそい違和感。アレって、お天道様の下が似合わない=日の当たる道を歩けない二人ってのを象徴してたんだと思うんだけど、あのシーンはイラネ!とは思いながらもあの違和感の醸し出しっぷりはさすが一輝だなという感じだった。

来週は刑務所に入るということで、オトコマエ祭りもひとまず終了。主役はともかくとして、このドラマのキャスティングは素晴らしいなと心から思うわけですが、いやー、刑務所の人達も濃いな。ノーオトコマエでも楽しみです。