『アンメット ある脳外科医の日記』第9話

前回三瓶先生が「え?なにが大丈夫なんですか?大丈夫じゃないですよね?」と真顔で一刀両断した綾野病院問題は、つばちゃんにガン詰めされた院長の「英断」で見事大丈夫になりました!

まではよかったんだけどさ、いやあ・・・・・・・・・・・・この引きエグすぎだろ・・・・・・・・・。

ミヤビの記憶障害と三瓶の医者としての危険性、その理由、その想いをしっかりと浮かび上がらせたところでこのシチュエーションこのトーンの長回しでもってミヤビと三瓶先生を縋りつき抱きしめ抱きしめられあい泣かせておいての「ごめんなさい、どなたですか?」って、こんなのこちとらの心がもたないって・・・。

ミヤビの事故は意図的なものではなく気が動転しての自損事故のようだし、立ち聞きしてしまった内容も病院の建て替えに反対している理事への脅迫&買収と、(ドラマのなかの)大学病院ならそれぐらい日常茶飯事だろとしか思わないようなことだったし(ミヤビがショックを受けたのはそれをしているのが家族ぐるみで神と崇める大迫教授だったから、でしょうが)、その黒幕である西島会長は逮捕となるようなので、ドラマのクライマックスはミヤビと三瓶先生は手術することを選ぶのか、選ばないのか、になるのかな。


使命のためならばと他人を脅し、誰もが公平に医療を受けられるようにするべく手にしなければならない力のためには意に沿わない教授の言うことを聞き、もうちょっとでそれが実現するというのに大迫教授は西島会長を警察に売った。
大迫教授が三瓶先生にカルテを見せなかった理由は奈緒ちゃんという患者の話を聞けば納得できるものだったけど、でも既に三瓶先生は西島会長からそれを聞かされてしまった。

三瓶先生は、大迫教授は、ミヤビのためにどんな選択をするのだろうか。

そして三瓶先生を忘れてしまったミヤビはどんな決断をするのだろうか。