『アンメット ある脳外科医の日記』第4話

三瓶先生が言うとおりミヤビの脳に記憶障害を引き起こす原因が見つからないならば、ミヤビはなんで1日しか記憶を保っていられないんだろう。
こうなってくるとミヤビが現在のような状態となった理由である「事故」からしてなんらかの思惑によるものだったのではないか?と疑いたくなるのはそれとして、“失った記憶を思い出すことができないようにする”ことはできそうな気がするけど“一日しか記憶を保っていられない状態をキープする”なんてことができるのだろうか。
たとえばミヤビが毎日薬を飲んでる描写でもあればその薬の作用ってことになるかもだけどそれらしき描写はないよねえ。
三瓶先生をもってしても原因が「見つけられない」のならば脳自体に問題はないってことになりそうだけど、まさか催眠術とか?。

事故からしてなんらかの思惑によるものだったのでは?と書いたのは、ミヤビの記憶が戻ると「困る」人間がいることが分かったことで、ミヤビはその人物にとって都合のわるいなにかを見たか聞いたかしたのではないか?と予想できるからで、口封じのために事故を装って殺そうとした・・・とか?などと考えてしまうから。
だとしたら記憶障害は保身のため、つまり本当は記憶を失ってなどいない、または記憶は戻ってるけど失ったままのフリをしてるってこともありえるか?となるけど、でもそういうことなら毎日日記を読み直している姿を視聴者に見せる必要はないよね。自室のなかに他人の目はないはずだから。監視カメラを仕掛けられてるんでもない限り。

さすがにそこまでサスペンスなドラマじゃないだろうし、それなのに何度もそのシーンがあるということは、そこは「本当」ってことでいいと思う。
だからミヤビが1日しか記憶を保てないことは間違いないとわたしは考えるけど、そうなると意図的にその状態をキープし続けることができるのかという最初の疑問に戻るのよ。
実際ミヤビは1日しか記憶を保てない状態であるわけだからできるかできないかといえば「できる」ってことになるんだろうけど、その方法・理由が明らかになった時わたしははたして納得できるだろうか。
・・・催眠術とか暗示なら「マジかよww」と思いながらも納得しちゃうだろうだろうな。そういうトンチキ好きなんでw。

ミヤビの記憶に関するあれこれについては先の展開を待つとして、それに『加担』してる大迫教授はなんなんだろうな。
どんな理由があるのかとか、どんな心境なのかとか、そういうのぜんぶひっくるめて「なんなんだろう」と思う。
三瓶先生があんな小細工してまでオペに加わったのは患者の両親の話を聞いたうえで「全摘したほうがいい・できる」と判断したからだろうけど(だからと言って部外者が初見でいきなり手術をしていいはずがないわけで、そのこと自体については三瓶先生を叱責した大迫教授に全面的に同意です)、一方で大迫先生は安全策を取るべきだと腫瘍を残す判断をしたわけで、それをどう解釈すればいいのだろうか。
綾野の論文に必要な「高学歴の患者」を斡旋したってな話があったけど、腫瘍を残し続けることが論文を書くためだったりしたらショックなんだけど。


両手にコーヒー持ってコーヒーショップの前でミヤビを待ち伏せする三瓶先生はふっつーーーーーにCMかと思ったわw。
三瓶先生の私服のセンスいいな。三瓶先生にこういうシルエット(色味を統一した重ね着)の服を好みそうなイメージはないんだけど、いい意味でイメージを裏切られるというか、三瓶先生のつかみどころのなさをより強めるスタイリング。
ていうかミヤビの服装と方向性が似てるけど、ミヤビに合わせたスタイリングだったりして。