『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか』第7話

2枚で28000円って言いましたっけ?自分の趣味にそんなにお金を使うのは申し訳ないという「美香さん」に、なんともいえない気持ちになってしまったわたしです・・・。
美穂子さんに「家族にお金を使うように、自分にだってお金を使ってもいいと思う」と言われて行く気になったと思ったのに、夫にチケット返すのか・・・ってな。
翔の「やりたいこと」と絡めて美香の「好き」も大事にしていいんだよという話にはなるとは思うんだけど、ここから母親もアップデートすることになるのだろうか。

その流れで言うと、性別を問わず息子が誰かと二人で楽しそうにしているのを見て、そこに恋愛感情があるのかなと考えてしまうのは価値観云々意識改革云々以前に「親のサガ」じゃないのかな。
そんなことを聞いてくる親がウザいってのは実感としてわかるんだけど、わかったうえで親ってそういうもんだろと、だから美香もそれを言う夫のとなりに並んでた(そういう演出だった)んじゃないかと思うんだけど、この「そういうもんだろ」という感覚も今はアウトということなのだろう。

しかし翔が学校へ行けなくなったのは同じ部活の仲間から「おまえどの女がタイプ?」と言われたりすることが嫌だったから、ってことでいいのか?。そういう性的、性嗜好、いわゆる下ネタ話をするのが嫌で部活に行きたくないってんで引きこもりましたってことなら、さすがにちょっとナイーヴすぎんか?とは思うかなー。
そこも「人それぞれ」であって、それこそ「それぐらいのことで?」などと考えてはいけないのが今の社会なんだけど、さすがにこのままで生きていくのは大変だろうと。

ってところでビースケ君の井上のしなやかさに救われる。あの状況で透けブラ見せようという判断ができる人間は賢いし、素敵だ。