『弱くても勝てます』第3話

奏多くんの第一目標は「東大に入る」ことなんだよね?。そのために一人暮らしをしてまで小田原城徳高校に入学し、親の負担を少しでも軽くするために新聞配達をし週三で家庭教師もしてると。で、これまでは吹奏楽部だからなんとかなったけど野球部はさすがにキツイと。
・・・野球辞めればいいんじゃないかなぁ?。
劇中ではそういう説明はないけど、多分部活に入ってると大学入試に有利だとかそういうことなんだろうね。私大の推薦ならともかく東大狙いなら部活に入ってるか入ってないか(内申)なんて関係ないと思うんだけど、この学校は部活に入らなきゃいけない決まりでもあるんじゃないかなーと、とりあえずそう脳内補完するよ。
でも、それならば野球である必要はないよね。目立ちたがり屋だからいっぱいボールに触れる『ファーストの座』は渡したくないってのはわかるけど、野球に拘る理由にはならない。
東大に入るためにギリギリの生活をしてるわけでしょう?。それなのに授業中疲れて寝ちゃうとか本末転倒じゃん?。そういう事情ならなによりも優先するのは勉強でしょ?。もっと言うなら放課後一人でエア指揮者してるぐらいなら勉強しろよ!!ってなもんだろ。
今回奏多くんと絡ませた福士くんがなんと超お坊ちゃまだということが明らかになったけど、苦学生の奏多くんと超お坊ちゃまの福士くんを絡ませることで何かが変わるのかと思いきや、福士くんが家出をやめ自宅に戻るのは有村ちゃんとの話で、坊ちゃん目線で奏多くんに“施し”することで奏多くんを怒らせ傷つけた福士くんが何が悪かったのか反省し自分なりの答えを見つけるのかと思いきや有村ちゃんの話と混ぜたせいで「コレ」というものがなく新聞配達手伝うぜってなぼんやりとしたオチで終わってしまったし、ていうか奏多くんから描いてないよねコレ。繰り返すけどキツイ想いしてまで野球をやりたい理由がわからないわけ。別に野球がやりたいわけではなくファーストの座=自分の居場所を求めてるってんならソコを描かずしてどうすんの?って話じゃん。
結局のところニノ以外は福士くんと有村ちゃんしか描くつもりねーんだなと。3話までみてそういう結論に達しました。
でもその有村ちゃんも「父親の命日になると野球やりたいって言いだす」とかわけのわからんスイッチ持ちとかもうね・・・・・・。こんなこと毎年やってるとか頭悪いというよりもおかしくね?。
あとまぁこれはイチャモンなんだけどさ、後から入った3人はともかく他のメンバーは高校に入学してちょっとは野球やってるわけでしょう?。それなのにベースコーチ(ランナーコーチ)も知らないってどういうことよと。野球見たことないんかい。頭いいという設定ならせめてFree!の怜ちゃんみたいにルールとか理論は完璧で、野球の歴史とかめちゃめちゃ知ってたりするんだけど、でも運動能力は著しく低いから頭では分かってるのに実践できないとかさ、全員がそうでなくてもいいからそういう生徒がいてもいいんじゃないかなって思うんだけど。
白尾を除きどいつもこいつも「野球」に興味があるようには思えない。その白尾だってベースコーチすら知らないってことはつまり教えなかったってことだろうわけで、それは野球を好きになってもらう努力を、興味を持ってもらう努力をしてこなかったってことだと思うんだよね。自分ひとりで野球やってきたようなものなんだと思うの。「好きこそ物の上手なれ」って諺があるじゃないですか。この子らがこんなにも下手くそなのはそんなに野球を「好き」じゃないからなのではないか?と、そう思わせちゃう時点でダメだよねぇ。これも福士くんと有村ちゃんしか描くつもりないんだなーってことに繋がるんだけど。


今回よかったのは奏多くんの新聞配達を手伝うメンバーに間宮くんがいたこと。間宮くん岡留にとって奏多くん亀沢は云わば同期なわけで、山崎くんの江波戸とはまたちょっと違う意味で「特別」な存在なんじゃないかなー。現物支給としてもってきたのが「ニンニク」だったのもある意味いちばん奏多くんにとって今一番必要なのは何か?ってことが“解ってる”セレクトだと言えないこともないし。
そして有村ちゃんに手当てしてもらうべく足痛めたフリをするどーりなw。肩かしてもらってしてやったりの「ニヤリ」顔www。おそらくどーりは単独メインエピソードはもらえないと思うんで、毎回こんな感じでちょいちょいキモ邪悪な顔を見せていけばいいと思うのw。