『ビター・ブラッド』第2話

いやちょっとこれさぁ・・・・・・・・・・・・酷すぎじゃないか?。
いくらそういうドラマじゃないからっつっても誘拐事件で身代金受け渡し時に運搬役(被害者母)を現場で追ってるのがたった二人の捜査員って馬鹿じゃねーの?。しかも誰が見たって一目で「刑事」だってわかるような格好で。克実が発破かけてた捜査員たちはどこでなにをしてるんだっての。
ていうか確か吹越さんって「尾行の達人」って設定じゃなかったでしたっけ?。ここで尾行しなかったら達人である意味なくね?。
ていうかその隣で音声に耳澄ましてるだけの哲司と猿時さんは何の役を担ってんの?。
ていうかエグザイルどこ行ったよ?。
『そういうドラマ』じゃないにしたっていくらなんでもこれはねーだろ。たけさんと篤郎親子がメインなのはいいけど同僚たちをモブにしてどうすんだよと。
「父親は見栄をはる生き物だ」ってな話を事件を通して息子が知るってな展開はいいけど、そのために用意したのが「子供の誘拐事件」ってどんなセンスしてんだよと。身代金集まらなきゃ子供が死ぬかもしれないってのにそこで「見栄を張らせてください」って頭おかしいだろ。それに「父親は見栄っぱり」を描くのになんで子供をあんなにも痛めつけるの?。初回もわざわざ子供に銃突き付けてたけどそういうドラマじゃないんだからそこまでする必要なんて全然ないじゃん。『親子』のドラマなのにそういうことをするセンスがわたしにはさっぱり理解できないわ。爆発も馬鹿の一つ覚えみたいだしよー。“子供を誘拐→子供の家の玄関先で爆破を起こす”ってこれなんの意味があんの?。ターゲットが警察に通報しなくったってあんな住宅街で爆破音がしたら近所の家が通報するかもしれないじゃん。犯人なにかんがえてこんなことしたの?。
こんだけの面子揃えといてコレって腹立たしいなんてもんじゃないんですけど。
そしてなによりも許せないのは雫井さんの名前に傷つけることになるんじゃないかってこと。
これ恐らく映像化を見越してってかそれを計算して書かれてると思うんですよ。映像化に向いてそうだなーって思ったし。せっかくの『原作』をこんな形でぶち壊しにされつつあることが哀しいし悔しいし、ほんと勿体ないなーと思う。