初回でも違和感というか、さすがにそれはないのでは?と思ったけど、上様の正室、それも公家の姫様より大奥総取締役のほうが立場が「上」であれこれ指図するのはやっぱりないよなー。
そもそもの発端からして違和感バリバリだから(あの状況じゃあお知保が割ったのかお品が割ったのか五分五分で、御台様は「お品を信じる」と言ってるのに、「人件費削減しなきゃならないからお品をクビにしなくてはならない」ってなんでそんな言い分が通るんだよ。お品をクビにするならお知保もクビにしなきゃおかしいだろ)、「絶対に無理」だと思われていた三百人分の懐紙入れ作りを、指先を針で刺した侍女の治療や作ったものを切り刻まれ一からやり直しを挟み生地の買い出し時間を含め公家の姫様が1日でやってのけてもいまいちスカッとしない。
だって焼き物を売ってその代金で懐紙入れを購入し女中たちに与えるようとしてたのはいいとして、焼き物が割れてしまったことで購入資金が用意できなくなったからお品をクビにして浮いた給金で懐紙入れを買うという理屈もまあいいとして、自分たちで作るから購入資金は不要ですという御台様に「明日までに懐紙入れを用意しろ」ってところがおかしいのよ。「明日」でなければならない理由などないわけで、松島の「いやがらせ」がくだらなすぎて「敵」としての松島を下げる形になってるし。
まだ2話だし、今回は小手調べってってことで次から本気だしてくれるんですよね松島様?。
ていうか城内とはいえ単身で剣術稽古するもろ肌脱いだ上様が倫子とお品のやりとりを立ち聞きしてんのが一番ありえないんだけど、でもコソ見する上様はかわいいし、とんぼ柄の懐紙入れを欲しがる上様はすこぶるかわいいのでまあいいやw。
あと一瞬の登場だったけど江戸時代の小関裕太もさわやかイケメンが過ぎる!。出ると知らなかったんで得した気分!。
しかし田沼はなんなの。
上様が田沼の要求をすべて呑むのにはなんかワケがあるのだとしても、ニヤニヤしながら上様の「横」に並ぶ様子は完全に脅迫者のソレなんだけど。
上様が度々見る「牢のなかの蓬髪髭もじゃ男」が田沼が上様にこれほどまでに強気に接する理由なのでしょうが、上様は一体どんな事情を抱えてんの・・・。