『いちばんすきな花』第4話

この人ら出会ってからまだ間もないんだよね?。そこまでしっかり画面を見てないんで服装の変化等で時間の経過を見て取ることができてはいないものの、少なくとも季節が変わったってことはないという感覚なんだけど(つまり長く見ても3ヵ月は経ってないだろうという認識)、前回の椿も今回の夜々もこれまでだったら「言えなかった」「言わなかった」ことを恋人であり母親に言えたのは三人と出会ったから、ということなんだよね?。
椿はまあちょっとアレな人っぽいので保留にするとしても、夜々なんて物心ついて以降としても二十年ぐらい言えずに・言わずにいた「本当の私」をたかだか3ヵ月程度の付き合いをキッカケに吐き出す・伝えることができただなんて、これまでどんだけ浅い人間関係しか築けてこなかったんだ!?と驚いてしまった。

“二人組を作るのが苦手”というフックに「共感」をぶら下げて視聴者を釣る初回であったことだし、4人の共通点である『人と深い付き合いが出来ない』ってのは所謂「コミュ障」レベルの話だと思ってたけど、この程度の出会い・時間ですら「キッカケ」になり得るぐらい孤独な世界で生きている人たち・・・ってことなのか。

母親から「(理想の)女の子」を押し付けられることの苦しみと、顔だけが取り柄扱いされることの苦しみはまた別の話なのでは?と思いつつ、パンダ呼ばわりされてる紅葉もだけど顔面が良すぎるって大変なんですね(←理解しようとすることを放棄した)。

ていうか閉店後に男の客を受け入れて明かりを落とした店内で接客するなんてことをしてるからいろいろと言われるってこともあるんじゃないですかね?。
それを言うなら内心はどうあれ今回のこの流れで娘の言い分を聞き入れてくれるようなママならば“話せばわかってくれた”んじゃないかという気がするわけでさ、どうせ言ってもわかってくれないと思い込んでたであろう夜々自身にも問題はあるように思うけどね。


で、人生において自分を変えてくれる人との出会いは出会えたことそれ自体が重要なのであって共に過ごした時間の長さは問題じゃないってことに異論はないんで、それぞれにとって3人が“そういう存在”である、そうなりつつあるってんならそれでいいんだけど、なんか恋愛感情が入ってきそうな空気だよな?。
そこで「男女の友情は成立するか?」ってテーマになるんだとしたら、恋愛感情を持ち込んだ時点で「しないでしょ」で終わりやん。
今4人で集まってんのが2:2のカップルになってWデート状態になるけど4人でいるときはこれからもズッ友だよ!ってことなら「ああそうですか」だけど。