『いちばんすきな花』第10話

美鳥に疎外感を与えてしまったであろうことを夜々と紅葉が気づいて(そのことを考えて)ることに安堵というか、他人を思いやれる心があるみたいでよかったよと思った次の瞬間「バーカバーカ!」と叫んでてゲンナリ・・・。
言いたいことはわかるし、バカに伝わる言葉は「バカ」ぐらいってのもまあ同意するけど、あなたも同じバカにしか見えないですってかそんだけキレられるのに「生き辛い」はないだろと言いたい。夜々だったら空港で老人に「子供をちゃんと見てろ」と怒られたら「謝れバーカバーカ!」って言えるだろ?。夜々の生き辛さはそういうことではないんだろうけど。

ていうかもう次が最終回だし今更すぎではあるけどさ、バ先(って今は言うんですね・・・)の後輩にあんな言い方される紅葉ってホントなんなんだろうな。普通に働いててこんな言い方されるなんてことはそうそうないと思うんだけど、それでも自分は「1対1で向き合える相手はいないけど表面上の友達は多い」という自己分析してんだよね。
普通に働いてる(学生時代は教室で普通に過ごしてる)だけなのになぜかいじめの対象になってしまう・・・というキャラにしなかったのは「2人組が嫌い」の意味というか方向性が他の三人とは違ってしまうからだろうか。

で、結局シェアハウスごっこするわけか。
定期的に二人っきりでカラオケに行く女友達との縁切りを求めた赤田妻のことをめんどくせえ女だなと思ってたんだけど、さすがに婚約者とまではいかずとも付き合ってる相手から仲良しの男女四人で引っ越しまでのちょっとの間一緒に暮らすことにしたと言われたら嫌だな。
って、そういうことだよな。この四人が同居しようとなるまで仲良くなったのは、仲良くなれたのは、付き合ってる相手がいないからってのはめちゃめちゃ大きな理由だと思う。

そう考えると、この4人の「友情」は期間限定のソレってことになるのかな。
それとも4人の誰かに恋人ができて、その人が4人組から抜けることになったら3人組になるのだろうか。
抜けなくても4人で会うことはどうしたって減るし、それが2人続いたら2人組になってしまうことも多いだろうけど、そうなったらどうすんだろうな、この人たち。

それで言うと紅葉はともかく夜々は椿さんと「付き合いたい」と思ってる(思ってた)けど、付き合ったら今のまんまの「4人」ではいられなくなるかもしれない的なことを悩んだりする感じ皆無なのって、自分が椿さんと付き合ったとしても「4人」の関係は変わらないという自信みたいなものがあるのだろうか?と思いかけたけど、美鳥ちゃんからのお言葉として「恋愛以外にも楽しいことはある」的なことを言われてたから基本恋愛脳なんだろう。だから椿さんと付き合いたい以外なんも考えてないんだろうな。

最後は4人で一緒にか、ひとりひとり別々にか、どちらにしても「椿さんのおうち」にさよならして終わるのでしょうが、気の合う仲良しのおともだちができましたというだけで(成長を描くドラマではないとしても)4人が4人とも初回からノー成長・ノー変化で最終回に突入することになるとは思わなかったわー。