『いちばんすきな花』第6話

おそらく「一切恋愛感情が存在しない三角関係の修羅場」というものをやりたいがためのアレコレということなのでしょうが、営業先に潮がやってきて、パン屋さんのパンとゴミ袋という生活感溢れる買い物をするぐらい営業先の独身男と親しげだもんで「驚いて混乱した」んだとしても、赤田の発言全部が酷い。
「嫁ぶっちゃって」とかそういうワードは常日頃から頭になければ咄嗟のときに出てこないし、営業先=仕事相手なのに「この人」呼ばわりなのも飛び込み営業だし「どうでもいい」と思ってるってことだろうし、挙句「春木さん、全然ゆくえのタイプじゃないです」という捨て台詞とか愚かすぎて、「コレ」がそれほど「大事な友達」だったとかゆくえの評価にも影響するんだけど。
「自分には女友達がいたのに他人のそういうのは認められないんだ、男女が二人でいたら恋愛関係だって決めつけるんだ、奥さんとお似合いだね」とゆくえに言われて「そっかごめん、普通に考えてそうだわ」と言ったのに、そのあとでこの捨て台詞って、こんなの夜々の同僚が紅葉に投げつけた「この子顔だけですよ」と同じじゃん。つまりアイツと同類ってことじゃん。

夜々が赤田の感情を「嫉妬」だと説明したけど、同性同士の友人間でもそれはあるよね。女同士とか特にそうだけど、例えば親友が他の友達と遊びに行ったと知って「面白くない」と思うってのは誰しもあることだから赤田の感情がそういう意味での嫉妬なら理解はできるけど、でもこの捨て台詞で赤田の嫉妬が友達に対するソレではないってことが解ってしまった。
そんな男との「友情」を大切にしてたゆくえも愚かってことになるだろうよ。

と思いかけたけど、ゆくえも性格悪いなと思ってるんだったわ・・・。そこで「奥さんとお似合い」とか言うところが性格悪いのよ・・・。
ゴミ袋の件も残り1枚を使っちゃったら新しいゴミ袋買わなきゃならないからゴミ袋が入ってた袋を明らかにゴミ箱より小さいのにゴミ袋として入れておくとか「他人」のことを考えない行動で引くしな。こういう人間ってトイレットペーパーとかウォーターサーバーの水とか換えたくないからってぜったい1回分は残ってないって状態で残して次の人に交換させるんだよな。

てか紅葉が語った「みんなに嫌われてた先生」って、ゆくえが言う「みどりちゃん」なのではないかと思うんだけど、そしてみどりちゃんは今椿が住んでる家の先住者で椿が「この家に住みたがってる人がいる」ってのはみどりちゃんが戻ってこようとしてるからだと予想してるんだけど、だとしたらゆくえの友達が「赤田」と「みどりちゃん」だってのはざっくり言って『性格に難アリ同士が仲良くなった』ってことなんだなと、妙に納得した次第。