暗殺者を追う走りはやや・・・どんくさかったけどw、その後、落下した暗殺者の目の前にスチャッ!と着地した姿はさすがの異次元っぷりだった。奏多くんと言えばGANTZの西くんって人も結構いると思うんだけど、作り物めいた世界観にハマるんだよねぇ。奏多くんの存在自体が作り物めいてるから。だからこういう動きが恐ろしくキマる。
毎度毎度書いてるけどそういう意味でこの作品、この役は奏多くんにピッタリで、しかもこのスチャッ!で「動」を、そして泣いてみたいです・・・と言うシーンで「静」と今回は一度で両方の奏多くんを拝めて、特に後者は感情がないからこそ「泣けない」し台詞だって抑揚のない単調な言い回しなのに、それでも泣いてみたいというモノリオからは「哀しみ」が伝わってきて、いやあ・・・ほんっとホクホクすぎたー。
姫と典夫による説明はなんとなく聞いてるだけでも SF<<<<<奏多くん であるわたしレベルですら「ん?」と思うところが何度かあったんで多分これまでの描写とは辻褄あってなかったりするんだろうけど、そこいらへんわたしはどうでもいいかな。それよりもモノリオたちが王妃を助けるべく必死に走ってたその時、アゼガミとスズシロは浴槽の中で静かに息絶えたんだろうなーとかさ(タイミングからして恐らく自害・・・だよな)、お互いのアイデンティカがこの世界で暮らす様子を見た彼らがどんな思いで狭い浴槽に入ったのかなーって、二人で小さくなって身を寄せ合いながら、最期の瞬間どんな言葉を交わしたんだろうなーって、そういうことを考えるほうがわたしにとっては重要だから。
D8世界に“突如どこかから投げ入れられた”プロメテウスの炎ってつまり核爆弾ってことだよね?。そしてD8世界がD4.D5と少なくとも二つの世界を滅ぼしたという事実を思うにD8世界もまた別パラレルから攻撃を受けたのだとしたら、そんなものをD12世界のただの高校生であるムー君にどうすることもできないわけで、だから姫がムー君とみどりに対して望むことは「信じて欲しい」と、そして「D8世界が存在していたことを覚えていてほしい」ってことだけだってのは仕組みは理解できずとも気持ちは理解できる気がするし。
あーでも“SFオタク”のはずのムー君が全く話についていけてないってかそれはまぁある程度は仕方ないとしても、こんな話を聞かされたあとでみどりをあすなろ抱きまたは取手ロックするとかオタクの風上にもおけんっ!!とやや憤慨したことは記録しておこう(笑)。