深見 真『シークレット・ハニー 1 船橋から愛をこめて』

あとがきの中で“人を殺しまくりのブラッドバスを描き終えた反動で、人が死なない「優しい物語」を書こうと思った”というようなことが書かれているのですが、そんな意図があることなどさっぱり読み取れない私は半分ぐらいまではついに深見さんも他メディア展開狙いのハーレム作品を書いたか・・・・・・とややうんざりしながら読んでました。でも女子校生同士で格闘が始まり(笑)、街中で銃を撃ち合い(笑)、気付いたらいつもの深見作品らしくなってて一安心(笑)。
・・・って、あとがき読むまで死者ゼロであることに気付きませんでした^^。
各国工作員たちのキャラはありがちすぎてさして魅力は覚えませんが、飯田兄妹、特に妹のこれからはちょっと気になる。
まだ続編(2巻)の予定は未定のようですが、だってこれ思いっきり序章じゃん。これでようやく舞台が整ったってところじゃん。なので早いとこ続編をお願いします!。