『海賊戦隊 ゴーカイジャー』第47話「裏切りの果て」

これまでサリーはなんだかんだでバスコに可愛がられてたんだと思うんだ。だけど突然痛い想いをさせられて、そこへ海賊たちが“サリーのことを想って”好き勝手なことを吹き込んで、そのせいで何がなんだかわからなくなって戸惑ったんだろうね。どうしたらいいか判らなくなっちゃって葛藤するサリーがかわいそうすぎた(´;ω;`)。
人間(ていうか宇宙人だけど)に使われるだけ使われて、初めて自分の意思(判断)でマーベラスを選んだのにそのせいで爆死なんてサリーがかわいそうすぎるだろ(´;ω;`)。
爆破のシーンで傷ついたマーベラス様だけが映りサリーの姿が見えなかったのは実は生きてたフラグだと思いたいけど、でもあの状況ならマーベラス様のことだけで頭いっぱいになって当然なのにアイムに“サリーにこんなことをするなんて”とわざわざ言わせたのはつまりそういうことなのかなぁ・・・・・・・・・。画面にサリーの姿がなかったのは木っ端微塵になったからだと・・・・・・・・・。それにしちゃマーベラス様が意識こそないものの外見上はそこまでズタボロになってないと思うわけで、爆発の瞬間サリーがペンダントを抱きかかえるようにしてマーベラス様への影響を少しでも少なくしようとした結果なのだとしたら・・・・・・
とかなんとか思ってたところへ友人が「サリー散華」とメールを寄越し、確認してみたらほんとにサリーの残骸らしきものが辺りに飛び散ってて・・・・・・ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!
でも、いよいよクライマックスを前にして、ザンギャックが期待外れ組織でしかなかった分、バスコが極悪中の極悪を貫いてくれそうでそれはとてもいいと思う。これまで“仕込んだ”サリーがマベちゃんを選んだ瞬間、痛みだったり寂しさだったり、そういう感情を浮かべるんじゃないかと思ったのに、忌々しい!ってな表情だったんで、ああ・・・こいつは本当に誰も信用することができない心底外道なんだなぁって分かったもんね。だって自分でボロッボロに傷つけたサリーが言いつけ通り健気に戻ってきたってのに「宝箱ちゃん♪」だもん。お守りだよと言って首にかけてあげたあのペンダント、わたしは盗聴器が仕込んであるか、もしサリーがマベちゃんたちに靡きそうになった時に引き戻すための信号を出すとか、そんなものなのだろうと思ったのに、まさかサリーごと海賊=マベちゃんを戦闘不能にするための道具だったとはさすがに予想できなかった。ていうかさらに嫌な想像しちゃうと爆薬仕込んであったのはサリー自身にで、あのペンダントは起爆信号の受信装置だったかもしれないよね。アカレッドマーベラスを裏切り、ダマラスを裏切り、そして最後にサリーを裏切る・・・・・・かぁ。「何かを得るためには何かを捨てなきゃ」という哲学の持ち主として最後まで筋を通したと言えるんだろうけど、マジでなんという外道。反吐が出るってのはこのことよね。
だけどバスコにとってダマラスのおっさんはどうだったのか分かんないけどw、アカレッド&マベちゃんとサリーは「宇宙最大のお宝」を得るために「捨てなきゃならないもの」なんだと思う。バスコの「何かを得るためには何かを捨てなきゃ」の中にわたしはずっと“等価交換”の意味合いを感じていたのだけど、だとしたらバスコにとってマベちゃんやサリーは「大いなる力」「宇宙最大のお宝」を手中とするために捨てるべきもの、それに匹敵する存在だということになるんだと思うの。サリーを捨てた瞬間バスコの胸にあった想いがどんなものなのかは分からないけど、何も感じてないってことはないはず。だってそれじゃあ大いなる力をゲットするための対価として相応しくないもん。それほど大切な存在であっても得たいもののためには躊躇なく捨てることができる。それがバスコの恐ろしさであり、敵として魅力的なところ・・・・・・なのだと思う。


てかさあああああああああああああああああ、
「ったくマベちゃんさぁ〜、弱いんだから、カッコつけてアカレッドの真似してると、死んじゃうよぉ〜?」
と軽口たたきながらマーベラス様の手当てしてやるバスコ
「うるせえっ!自分だって大して強くねーくせに!」
「まぁね。でも俺がメシ作んないと、みんな飢え死にしちゃうよ?せっかく仲間なんだからさ、自分のできることをやればいいじゃないの」
「・・・・・・仲間か。分かってるよ」
「ならいいけど。(ニヤっと笑って)どうする?メシ食べさせてあげようか?フーフーしてっ♪」
「そんぐらい自分で出来るッ!」
強がり言うマベちゃんの包帯をニヤニヤ笑いながらグイッと縛るバスコ
「イッテーーーーーーー!」
「アッハッハ」
「てんめーーーー!!」
この状況で回想内のコレってどうなんよ!?バスコにいじられてぶんむくれるマーベラス様可愛い可愛いかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっん!!
このやりとりがどの段階でのものなのか分からないし、バスコがいつの時点でマベちゃんとアカレッドを「捨てる」つもりになったのかは分からないけど、バスコがどんな奴だか分かっていてもなおこの時のことを切なげな顔で思い出しちゃうマーベラス様を見ると、サリーに自分を重ねちゃうマーベラス様を見ちゃうとさー、マーベラス様にとってはそれでもやっぱり“楽しかった思い出”なんだろうなぁ・・・って思えちゃうじゃん。そんな思い出抱えつつバスコと一騎打ちするマーベラス様だなんて激烈燃えるじゃないのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!。
つーか「電話してみたら」と言われて素直にバスコに電話を掛けて、「(戦いを)明日にする?」と仲間にゴニョゴニョ相談するマーベラス様が間抜けすぎて可愛いのなんのってなー!(笑)。
でも対バスコ(回想)の中ではそんなに可愛い顔を見せながらも、一人見張り台に向った自分を追ってやってきたジョーさんとの会話では寂しげな色気を見せるマーベラス様なのよ!!!
マーベラス様にジャケットを手渡してくれながら
「どういうつもりなのか、聞かせてもらおうか」
と厳しい声音で問うジョーさんに
「・・・・・・」
無言で答えるマーベラス
「(サリーを撃ったのは)罠に決まってるだろ」
「だろうな」
「だったらなんで・・・っ!?」
「わっかんね」
「はぁ?」
「あのサルがバスコに裏切られたのが芝居だったとしても、あのサルはどうせこれからバスコに裏切られるんだろうなって。(ジョーさんの目を見て)・・・心配すんな。別に仲間に入れようってわけじゃない。怪我が治ればすぐに放り出すさ」
「・・・ほんとか?」
ジョーさんをチロって見るけど「ああ」とは言わない(言えない)マーベラス様・・・
「フッ・・・うちの船長は、信じられないお人よしだからな。元ザンギャックに女盗賊、ろくに戦えそうにない技術者にお姫様、通りすがりの地球人。・・・一度裏切られた男が、よくここまで集めたもんだ」
「ジョー・・・・・・」
「好きにしろ」
マーベラス様の肩を優しくポンっと叩いて降りていくジョーさん・・・・・・っああっ・・・ああっ・・・・・・!
ジョーさんが渡してくれたジャケット羽織って嬉しそうに笑うマーベラス様・・・・・・っああっ・・・あああああああああああああああああああああああああっ!!!
もうやだもうやだジョーさんのマーベラスを信じてるっぷりがすごすぎてもうやだよー(←クネクネしながら)。
ジョーさんの気持ちが嬉しくてたまんなくってついつい微笑んじゃうマーベラス様が素直可愛すぎてもういやだーーーーーーーー!(←ローリング床バン)。
そこからのマーベラス様を傷つけられたジョーさんの怒りっぷりは凄まじかったよね。鎧もルカもめっちゃ怒ってたけどレジェンドにゴーカイチェンジする前に銃とサーベルぶん投げ怒りに震える拳を押さえるようにするジョーさんが、自分の時(対バリゾーグ)に見せた以上の我を忘れた荒々しい戦いっぷりのジョーさんが、まじ怒ってる!!!!!。


5人がそれだけの怒りのパワーをぶつけてもすらバスコにはちょっとのダメージも与えられず、それどころか影の舞ですら歯が立たないのかー。それでいてバスコが未だ「本気」を出してないっぽいことが心底恐ろしい。次回にあるであろう事実上のクライマックス、マーベラスとの一騎打ちでバスコは本気を出すのだろうか。か、勝てるのかな・・・マーベラス様・・・。