『仮面ライダーフォーゼ』第18話「弦・流・対・決」

流星さんの意中の人は「ジョー」だと思ってたのにどうやら「ジロー」らしいぞ。わたしの脳内ではかんっぜんにジョーさんとして妄想が始まってたのでものすごい違和感・・・w。

で、ヒロイン友子による「仮面ライダー同士が戦うなんておかしいよ!」という平成ライダー真っ向批判はアレとして(笑)、今回も全編それこそ違和感を覚えまくりだったなぁ。流星さんが笑わない=心を開いてないからライダー部に入れるのは反対だと主張した弦太朗が、自分の邪魔をされたことでついつい仮面をつけるのを忘れ本気で殴りかかってきた流星さんのパンチを受け“ようやく本当の顔を見せてくれた”からもうダチだしライダー部入りも歓迎するってのはとてもシンプルでわかりやすい展開ではあったのに、そこにとてつもない違和感・・・というか、ここんとこよくこの表現を使ってる気がするけど“しっくりこない”感じがするのよねぇ。
その原因は、弦太朗は果たして仲間たちに『本当の顔を見せているのか?』ってことにあるのだと思う。全校生徒と友達になるなどという近頃の高校生にあるまじき目標を立ててることも学ラン(バッドボーイスタイル)を頑なに貫き通そうとしてることも、そこには何がしかの理由があるはずなのに、もう18話まできてるというのに如月弦太朗という少年?青年?の“内面”がわたしには一向に見えてこないことにあるんじゃないかなと。描かないんじゃなくて描く必要がない、つまり弦太朗は見たまんまの熱血バカで本心から学校全員と友達になりたいと思ってる、それこそ“友達100人できるかな♪”の小学生レベルの人間だってことなのかしら・・・?とか考えたりもするんだけど、それはバッドボーイである理由にはならないし、転校を繰り返してる(?)理由にもならないと思う。だからやっぱり弦太朗には“ダチ(仲間)には見せてない本当の顔”があるんだと思うのよ。それなのに流星さんに本音を隠してるだの笑ってないだの言うってところにわたしはどうしても引っかかってしまう。ていうかいきなり殴られたってのに「本気のパンチだった」からって殴られた理由を聞かない弦太朗は絶対的にどっかおかしいよ。逆に言うと、弦太朗にも秘密があるからこそ流星さんが心開いてないことに気付けたのかもしれない。だとしたら、珍しく誰も見てなかった流星さんが弦太朗を殴った瞬間こそ“弦太朗の素顔”を視聴者に見せる最高の機会だったと思うんだけどなぁ。
あとはせっかく復活したかと思ったらあっという間にメテオに倒されどこだかに飛ばされた園田先生な。なにこの杜撰な扱い。流星さんが仮面つけてることにはすぐ気付いたのに(ついでにメテオ=流星さんであることにも気付いてるだろ)園ちゃんの仮面には全く気付かないという弦太朗の中途半端さもどうかと思うけど(男よりも女の方が仮面つけるの上手いからってんなら納得ですがw)、理事長に直談判し再びスコーピオンになった園田先生は何がしかのパワーアップ(対策)してきたのかと思いきやただ出てきただけでふっつーにやられてて真顔になったわよ。この人何がしたかったんだろうか・・・って。理事長にしてみりゃしつこいからダメもとでもう一度チャンスを与えてみただけってなところなのでしょうが、スコーピオンは仮にもホロスコープスの一翼を担ってたわけでさ、それが結局コレってのはゾディアーツそのものの強さとか怖さとかそういうもの全部がショボくみえることに繋がると思うの。特撮において「敵組織」の存在ってのは下手したらヒーロー側よりも重要だってわかってないはずないだろうに、ほんとなんなのこれ。・・・まぁ「高校生が部活として戦ってる相手」だからこんなもんでいいのかもしれないけどさー。初登場時はあれだけカッコイイ!と思った雑魚戦闘員は宇宙オタクの女子高生と保健室の主に思いっきり押されてるしよー!。
てか賢吾さん、今なら虚弱なために使いこなせなかったモロモロをそれなりに使えるんじゃないかな???^^。
で、これは次回でフォローが入るって信じてるんだけど、賢吾さんを敵視してた眼鏡くんのその後はどうなったのかと。一応劇中では「ラストワンになると命に危険がある」という認識があるわけじゃん?それなのに“とりあえずアメフト部の倉庫に運ぼう”とか言っててぼんやりしちゃったんだけど、繭化してからどれぐらいの時間が経過してたのかよく分かんなかったもののラストワンどころかそれを超えた状態なわけだし、なによりも賢吾さんに敵意むき出しにしてただけでなく弦太朗が友達になると言ったわけだから、眼鏡くんのフォローは絶対にすべき、いやしなくちゃならないよねぇ?。“命に別状はないけど入院してる”とかそういうことでなくて、眼鏡くんのメンタル面に対してのフォローを。だって一方的な敵意だとしても眼鏡くんをあそこまで追い詰めた理由が賢吾さんの存在であることは事実だし、弦太朗に至っては断わられたとはいえ「ダチになる」発言したわけだから。


メテオドライバーが流星さんの元に届くくだりは失笑しながらもこれぞ平成仮面ライダーだわ!と湯船に浸かったかのごとき安らぎを覚えてしまいましたw。


これからは速水校長がどれほどの情けない悲鳴をあげつつダークネビュラに飛ばされる瞬間を楽しみに生きていこうと思います!。