『任侠ヘルパー』第4話

「ヘルパーは家族にはなれない」という先週の一言と合わせて前回と対になる話でしたが、人間ってめんどくさい生き物だよな・・・と思いました。人間(それも老人)相手なわけだからそれぞれ望む「サービス」は違う。施設に入居する全ての人に対して満足いくサービスをしたいと思っても一度はできても次はできないかもしれない。ヘルパー側としても家族のように接したいかもしれないし、また接することは可能かもしれないけど、人の欲求とは際限がないのも事実なわけでどんどんとその要求がエスカレートすることは充分考えられる。特に相手が精神的に孤独な老人であれば尚更。であればヘルパーが職業である以上一定の線引きは絶対に必要になる。それは当然として理解できる。で、人間がめんどくさい生き物だってのはさ、物理的なサービスを要求されるならばまだ対応のしようはいくらでもあるだろうけど、精神的なサービス=家族のように接することを欲するからなんだよなー。そしてたとえそれが擬似家族というか金銭という対価を払って得たものであったとしても、それを求める人がいるわけよね。だからどれだけ豪華な設備で快適な暮らしを保証されていたとしても、そこに気持ちがなければ、心がこもっていなければ本当の意味で満足はできないってことなんだろうなぁ。それは裏を返せば家族のように接してくれるのであれば、それこそ自分の代わりにお墓参りに行ってくれたりしたならばそれに「お礼」であったり「心づけ」であったりという対価(金銭)を払うことはある意味当然というかそれが悪いことかと言われたらはっきりとそうですとは言い切れないというかねぇ・・・“これだけの金を払うからこういうサービスを与えろ”ではなく“これだけのことをしてもらったからちょっとばかりお礼をしたい”と、そしてもっともわかりやすいお礼=金銭だと、うーん・・・人の親切(気持ち)はある程度なら金で買えるのは事実であって、サービスを受ける側がそれを承知した上でやってることなら文句言う筋合いじゃない・・・のか?。なんてグルグル考えてたら頭痛くなりました。わたし恥ずかしながらこれまで「介護」というものに対してほとんど意識を向けたことがなかったのですが、ドラマを見てってのはちょっといい大人としてそのキッカケはどうなんよ?ではあるのですが、でもまぁ何がキッカケであれこんなことを考えたということはわたしにとって悪いことではないと思うので、それだけでもこのドラマを見た価値があるなと思う。そんなつもりじゃなかったんですけどねw。
だってこれイケメンドラマだもんね!!
というわけで本来のわたしに戻りますが、なんかすんなり見れちゃったんだけどよくよく考えたらジュッタが天下のスマップ相手に真っ向から芝居してるってすごいことよね・・・・・・とちんまんぺが着替えながら会話するシーンを見てしみじみ思いました。ちんまんぺはなかなか見事なダサい私服でこれはこれでなかなかいいと思いました(笑)。ちんまんぺは双子執事みたいにミステリアス双子として扱うよりも素朴な双子として扱ったほうがキャワさが出ると思うわ!。
坊ちゃまもぐんぐん裏というか、何かがありそうな描写が見えるのでドキドキ。坊ちゃまに関してはほんとちょっとした出番しか与えられてない割にはその一瞬でしっかりとキャラを立てていってるのが素晴らしい。
そしてこのドラマでキャワの頂点に君臨してるのは与六演じる涼太きゅんだってのは満場一致だと思うのですが、与六が殴った少年がグローブをパクパクしてニヤリっとしたのに今回一番男気を感じました。あの子はきっといい男になるわw。
詐欺ヘルパーがやったことは犯罪ではあるけど被害者が「被害」を受けたとは思ってない部分もあって、それどころか感謝さえされてる事実を見せられたとしても、それでも悪いことしてることは間違いないんだからその自覚があるのなら被害者に感謝してもらってんじゃねーと、キッチリ恨まれるのが筋だろうと、そしてどんな事情であれ暴力はいけないという母親の正論というか社会の常識に対し、仲直りするまでがガキのケンカだと、相手が悪いと思ってるならそこはちゃんと言うべきで、その上で自分も悪いと思うならば謝ると、それが筋だと、くそークサナギさんなのにやはり彦一がカッコよく見える・・・くやしい(笑)。
そんな彦一さんと兼悟やわたしのマジイエローたち鷲津組(の若手)との全面戦争はまだですかっ!?