『一瞬の風になれ』第1話

えーっとえーっとえーーーっと何をどう書けばいいか真剣に悩むのですが、とりあえず、この脚本にOKだした奴はありとあらゆる人に謝れ。最後に“これは原作にドラマ的脚色を加えたフィクションです”みたいなテロップが出て一瞬意味がわかんなかったんだけど、原作者から脚本にクレーム付いたとかいう話を事前に耳にしてたんで、お互いの精一杯の譲歩の結果こんなかっこ悪いお断りすることになったのかな・・・。ドラマ化関係なく結構前に原作を読んだのですが、1人の少年とその仲間たちの3年間を丁寧に描いてることに好感を持ちはしたけど評判ほどイイとは思わなかったもんでさほど原作に思い入れはないつもりだしむしろドラマ擁護派のつもりだったんだけど、さすがにこれはひどいよ。なんのひねりもない(役に対する愛情を感じない)演出と安っぽいセットと撮影時期柄感じてしまう寒々しさはまだ我慢できるとしても脚本はほんっとにひどいわ。あらすじ(それも思いっきり端折りまくった)をなぞってるだけで、新二を始めとする登場人物たちの心の動きは見えないし、陸上素人の新二のスプリンターとしての素質も努力も、連の神様から与えられた陸上の才能(天才っぷり)も、そしてなにより4継という競技の魅力が何一つ伝わってこないもん。これは原作者怒って当然だよ。4継という競技に青春を賭ける若者たちの物語として描くにしても新二と連の友情を描くにしても、何を削っても夏合宿をやるべきだったと思うし、スプリンターとしての1人の人間としての新二の成長“のみ”にスポットを当てるのならば記録会や100M、200M競技を抜きにしては描けないと思う。1話単体で見ても一番盛り上がるべきクライマックスシーン、練習嫌いの連が周囲の制止を振り切ってまで練習する理由が守屋さんの為、守屋さんと走りたいからだってボロ泣きされても(その前のオーバーランで失格ってのも含めて)正直唐突すぎてポカーンだし、新二はなんで練習してる連を止めようとしないの?チームの雰囲気が悪くなるとかネギはいい気持ちがしないとか言いながら(言われながら)なんで傍観してるの?努力しても決して得ることができない天賦の才能を有り余るほど持っているのに必死にならない連に対する憧れとか嫉妬とかもどかしさが全然伝わってこないどころか新二と連が親友には見えないってどういうことですか。事前の煽りからして連との友情よりも兄・健ちゃんとの関係性を重視するんだとしても、新二のサッカーに対する情熱もそれを諦める葛藤も満足に描かれなかったから、健ちゃんに対する複雑な思いも全く伝わってこない。ほんとどうしたらこんだけ薄っぺらくできるんだろう。何を伝えたいのか何を描きたいのかさっぱり分からない。つーか連はあんなきもちわるいチャラ男じゃないんだよおおおおおお!(←実はこれが一番重要)
今放送中のハチクロもそうだけど、フジは設定とあらすじだけ借りてきて適当にドラマ作るのほんっとにやめてもらいたいわ。どっちも主演がジャニーズだってのがガンなのかもしれないけど。でもね、ジャニーズの子だって出来る範囲で精一杯頑張ってるわけ。まぁ中にはもっとやれるくせにやらないやつもいるけど、少なくとも問題起こして2年半もブランクあった末のドラマ、しかも主演ってプレッシャーを抱えて内は頑張った(まだ1話だから頑張ってるって言い方の方がいいかな)と思う。そりゃ下手ですよ。下手なのは認める。標準語喋るのでいっぱいいっぱいでセリフに感情込められないし走り方も陸上やってる人からみたら全然なってないんでしょうよ。だったら主演やるなよって思われるのも分かります。それでも内は精一杯やってるって思う。思いたい。それだけにこのクソ脚本が心底腹立たしいわ。多分クソ事務所がイメージ云々って口出ししたに決まってるって思い込んでるんだけど、新二のキャラ改変もひどすぎる。最初はタクアン頭で尖がっててこその新二なのになにあの優等生新二。これオタ以外の人に言われるとムカつくから自分で言うけど内ってもうどん底なわけじゃない。今更内に爽やかイメージ抱く人なんているわけないじゃない。だからこそ原作通りにタクアン頭でやらせるべきだったと思う。せめてねーよwと思うほどのタクアン頭にすればちょっとは好印象になっただろうに・・・。ただでさえ復帰作が主演かよって叩かれまくってるってのになんでこう適当な出来でよしとしちゃうんだろう。歯がゆくて悔しくてたまらない。あの子の周りの大人はもっとしっかりしてよー!


ということでドラマオタを装ったものの結局はピロキ溺愛感想になってしまったのでここから先は盲目愛全開で書きます。まだ2回しか見てないんで(リアルタイム視聴はピロキがテレビに出てるという事実と内容の酷さがこんがらかってわけわからんことになってたんでほとんど頭に入らなかったし・・・)とりあえず覚えてることを。
神谷家ママンが作った健ちゃんHP(タイトルは “GO GO KEN” )が無駄に凝ってる上にPHOTOをクリックしたらあのガチャピ○笑顔がドーンと表示されててちょう和んだw。あの二人が並んでごはん食べる姿が見れるなんてまさに奇跡だわっ!!兄・ニシキドさんにお前のそういうところがダメなんだとかって説教されて身体丸めてしゅんとする弟・ピロキむさキャワ☆あとあとお風呂上りのピロキのデコがあまりのデコフラッシュで、デコ!デコ早くしまってええええええええ>< って無駄にドキドキしたわw。顎も成長したけどデコも成長したなあの男・・・。
それにしてもやっぱりニシキド・健ちゃんは違和感w。教室で連が新二に「久しぶりに会ったけど、あの人やっぱりカッコイイよな」とか言うシーンで思わず「そうかー?」って真顔で首かしげたもんw。教室と言えばピロキのブレザー姿ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン★基本ガクラン派なんだけどピロキに関しては断然ブレザーだわっ!!
あと、最初の4継をやったあとだったかなー、走り終えて空を仰いで「すっげー気持ちいい・・・」って言うシーンがめちゃめちゃ美形だったのおおおおおおおおお!。やっぱりね2年半のブランクはどうしても感じるわけですよ。しかもその2年半って二十歳前後という男の子としてある意味一番見ごたえがある時期だったわけで、10代のときと比べるとどうしても若干の劣化というかねー、まぁ大人になっちゃったな感は否めなかったんだけど、「すっげー気持ちいい・・・」の顔はガッツポーズもんだったわ。あとあと、入部挨拶する福田沙紀ちゃん演じる谷口さんを見た瞬間の「ホンワ〜(はぁと)」なバカ面ねwwwww。原作の新二は多分あんな分かりやすい顔したりしないと思うんだけど、ピロキのあの顔は可愛かったw。
それから、遠藤くん演じるネギとの絡みが期待以上に良かったと思う。キノコ頭のネギは大河内とどこが違うの?って感じだったんだけどw、ちょうオットコマエの新二とキノコネギ(←ひどいw)のコンビはビジュアル面も会話のテンポも(演技のレベルも)なかなかしっくりいってたと思う。てかねー、1話当日のハピふるにキノコネギ遠藤くんと鍵山役のすんじが生で、しかもテレビに出るには若干羞恥なランニング+短パンのユニフォーム姿で出て番宣したんだけど(ユニ姿もアレだけど遠藤くんのキノコ頭もアレだけどすんじのモサ頭も相当ひどいw)、二人ともピロキのことを「うちひろきがですねー」って感じで呼び捨てしてて、それがすっごい気軽というかほんと普通に呼んでてものすっごい嬉しかったんだよなー。それぞれ見所を聞かれた時も今日放送するのは1話だってのにすんじは3話、遠藤くんは2話とそれぞれ自分が目立つ回をがっついて挙げててw、ピロキに気を使ったりへんに持ち上げたりすることなく、むしろ主役をもうちょい持ち上げろよって思うぐらいのはしゃぎっぷりで、それが遠慮がいらない関係というかすごく自然で、いい雰囲気が伝わる感じで番宣してくれたのがほんと嬉しかった。土曜日の番宣でもね、ラストカットを撮り終えてクランクアップした直後にリレーメンバーが肩組んで泣いてたんだけど、ハピふるの二人を見てたらあれテレビ用なんかじゃなく本当に仲間って感じだったんだろうなって思えてちょっと泣きそうになったもん。ドラマの出来はどうあれ(まだ1話が終わったばかりなのに決め付けるのは早いってのはこのドラマにはあてはまらないと思う。確実に駄作決定です)、事務所以外で友達・・・になれたかどうかは分からないけど、少なくとも「うちくん」ではなく「うちひろき」って呼び捨てしてくれるような共演者と一緒に復帰作ができてよかったなぁって、それだけはすごく思う。ってほんとまだ残り3話あるのにもう締め入ってる感じですがw、思う存分リピった後でピロキ(とすんじ)のモエモエ感想を書きたいぜ!