歌野晶午、黒田研二、大倉崇裕、佳多山大地、綾辻行人、有栖川有栖による《川に死体のある風景(略称・川ミス)》を題材にしたミステリ・アンソロジー
それぞれ“いかにも”な作品ではありますが、大倉崇裕だけはちょっとイメージとは違うタイプの作品で、あとがきで著者も書いてますが川というよりも山岳ミステリ、それもバリバリ硬派な物語で印象に残りました。
歌野作品は相変わらずの構成の上手さに加えて後味の悪さは相当なもので、一番面白かったです。
それから有栖川作品は学生アリスシリーズ番外編といった感じなので、学生アリスファンは絶対読むべきです。早く読みたい学生アリスの4作目。